真田丸・第八回「調略」(7) 殿(しんがり)ってなんだ?

真田信尹のワナにはまり、磔(はりつけ)にされた春日信達 真田丸
真田信尹のワナにはまり、磔(はりつけ)にされた春日信達。




「ありゃあ、1万2万では足りませんで・・・」佐助 真田丸
「ありゃあ、1万2万では足りませんで・・・」

猟師に変装し、上杉軍に大軍の援軍が来ると嘘の情報を流す佐助。


「どうするのじゃ!!」北条氏直 真田丸
「どうするのじゃ!!」

春日信達の調略は失敗。
上杉の大軍は来る、ということで、ブチギレの北条氏直。


「徳川が甲斐に入ったという報せが届いておる」北条氏直 真田丸
「徳川が甲斐に入ったという報せが届いておる」

しかも、徳川軍が甲斐に入ったとのこと。


甲斐の国は、直接北条領と接する土地 地図
地図にするとこんな感じ。
甲斐の国は、直接北条領と接する土地ですから、北条氏直が甲斐を優先したのも当然といえば当然ですよね。



「決めた。ここは兵を退く」北条氏直 真田丸
「決めた。ここは兵を退く」

ドラマではへそ曲がりに描かれている北条氏直。
真田昌幸の申し出とは逆に、目の前の上杉軍は無視して、甲斐に向かうと宣言しました。


「ならば殿(しんがり)は、そなたに任せる」北条氏直 真田丸
「ならば殿(しんがり)は、そなたに任せる」

上杉軍の追い打ちがあるかも、という真田昌幸に対して、殿を命令する北条氏直。
というか、普通は追い打ちがありますよね。


「遅参しておいてさらなる不手際。せめて殿、立派に努めて、汚名を返上せよ」室賀正武 真田丸
「遅参しておいてさらなる不手際。せめて殿、立派に努めて、汚名を返上せよ」

ここまでの一連の流れが、実は真田昌幸の策とも知らずに偉そうにいう室賀正武(むろがまさたけ)。

【遅参(ちさん)】
遅刻のこと。


「うまく操ったなぁ」出浦昌相 真田丸
「うまく操ったなぁ」

殿に指名されることも含めて、真田昌幸の計画通り。
出浦昌相(いでうらまさすけ)も納得です。





【うんちく解説 : 殿(しんがり)とは?】
今も昔も、軍隊は撤退する時がもっとも危険でした。

軍隊は撤退する時がもっとも危険 真田丸
今回のように目の前に敵がいる場合、当然、敵は背後から襲いかかってくるはずであり、そうなれば大きな被害が出てしまいます。
敵は逃げる敵を追って勢いづいているのに、味方は退却で浮き足立っているからです。
そこで、退却をスムーズに行うため、殿軍(しんがり)を指名します。
殿軍は自分たちが捨て石になって戦うことで、他の味方を無事に退却させることが役割です。


大河ドラマ「風林火山」高坂弾正
この殿の指揮をとるのは、命懸けであり、そして非常に難しいことでした。
ちなみに今回の主要人物である春日信達。
その父・高坂弾正は「退きの弾正」「逃げの弾正」と言われました。
まるで臆病者のようなアダ名ですが、難しい殿軍を上手く指揮することからついてアダ名でして、褒め言葉です。


羽柴秀吉が登場 真田丸
羽柴秀吉も、織田軍のピンチに見事殿軍を努めた過去があり、そこから更に織田家の中で認められるきっかけになりました。
殿軍をするということは、自分の命を賭けて、皆の命を救った命の恩人になるということ。
そして、それをやり遂げるということは、武将としての高い指揮能力を示すということ。


「ならば殿(しんがり)は、そなたに任せる」北条氏直 真田丸
ですので、北条氏直のように、腹いせでやらせるのは如何なものかと思いますがね(笑)
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