真田丸・第九話「駆引」(4)真田信尹が徳川家康に約束させた2000貫文ってなに?

「ワシと手を結びたいそうじゃ」真田昌幸 真田丸
「ワシと手を結びたいそうじゃ」

北条の大軍を相手に窮地に追い込まれた徳川家康は、真田家と手を結びたい様子。



「諏訪・・・」真田信尹 真田丸
「諏訪・・・」

昌幸は弟・信尹(のぶただ)を使者に派遣し、味方につく条件を交渉。


「さらに甲斐にて2000貫文(かんもん)相当の所領を・・・」真田信尹 真田丸
「さらに甲斐にて2000貫文(かんもん)相当の所領を・・・」

【2000貫文】
2000貫文相当と言っていますが、貫文とはお金の単位です。
むろん、土地からお金が生えてくるわけではありませんので、2000貫文相当の土地とは、2000貫文相当のお米が獲れる土地をよこせ、と言っているわけですね。


【うんちく解説 : 戦国時代のお金事情】
銅銭
ついでなので、戦国時代のお金について少し解説。
当時は日本国にお金を発行する機関がありませんでした。
流通していたのは中国の銅銭。
自国の通貨がある現代人の感覚ではやや理解しにくいですけど、交易などで物を売って、お金を輸入していたわけです。


中国元
現在で言うならば、日本円が無く、日本国内で中国元が流通しているという状況です。


リヒテンシュタイン
現在でもリヒテンシュタインなど自国の独自の通貨が無い国も無いわけではありません。



「上野までだと!!」本多忠勝 真田丸
「上野までだと!!」

真田信尹の要求の多さに本多忠勝は怒りますが・・・


「天下に聞こえた真田安房守が味方についてくれるのだ、安いものではないか」徳川家康 真田丸
「天下に聞こえた真田安房守が味方についてくれるのだ、安いものではないか」

徳川家康は鷹揚に応えます。


真田信尹が徳川家康に求めた約束 真田丸
この時、真田信尹が徳川家康に求めた約束は以下のとおり。

(1)諏訪の領地
(2)甲斐にて2000貫文相当の所領
(3)上野の沼田領を真田のものとはっきりと認める


実は、この三点、この時点ではいずれも徳川家康の領地ではありません。


真田信尹が徳川家康に求めた約束・地図 真田丸
諏訪は未だ北条が抑えている信濃にある土地ですので、徳川家康にとっては領地を割いて真田に渡すというわけではありません。
甲斐は現在徳川軍が抑えている状況ですが、そもそも目の前の北条軍に負ければ、その甲斐を手放すことになるわけです。
また、沼田に関しては、現時点で真田が抑えている土地ですので、徳川家康としては痛くも痒くもないでしょうね。。
徳川家康にとって、履行しないといけないと現実的に思える約束は、甲斐の2000貫文だけだったでしょう。

【うんちく解説 : 徳川家康との約束】
この徳川家康との約束が、どの程度まで史実であったのか、多少疑問の余地はあります。
ただ、真田家をなんとか味方につけたい徳川家康としては、かなり譲歩した約束をしていた可能性は当然ありますけどもね。
少なくとも、その後の展開を考えると、沼田領の件は間違いなく約束していたようではあります。
ただ、細かいことはわかりません。
なぜなら、この後、大きく展開が変わるからです。
関連記事

テーマ : 真田丸
ジャンル : テレビ・ラジオ

コメントの投稿

非公開コメント

スポンサードリンク01
カテゴリ
プロフィール

うんちく仙人

Author:うんちく仙人
このサイトでは、歴史に興味が無い方でも、歴史ドラマをドラマとして楽しめるように手助けする趣旨で書いております。
特にドラマは好きだけど、歴史はあんまりわかんないという女性の一助になれば幸いです。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
スポンサードリンク02
RSSリンクの表示
リンク