真田丸・第九話「駆引」(7) 信繁「兵糧の道を断つのが上策」・戦国時代の軍隊の食糧事情とは?

「源次郎の話、とっくと聞きましょうぞ」真田信幸 真田丸
「源次郎の話、とっくと聞きましょうぞ」

自分の策を反対されたというのに、立ち直った信繁に嬉しそうなお兄ちゃん・信幸。
ぐう聖すぎです。




「北条勢はあまりに甲斐に深く入りこんだゆえに、その戦列は伸びきっています」真田信繁 真田丸
「北条勢はあまりに甲斐に深く入りこんだゆえに、その戦列は伸びきっています」

【戦列】
本来の意味は戦闘を行う部隊や艦隊の隊列のことですが、ここでは本拠地から遠く離れているということを言っているようですね。


「この場合、兵糧の道を断ち切ってやるのが一番」真田信繁 真田丸
「この場合、兵糧の道を断ち切ってやるのが一番」


【うんちく解説 : 戦国時代の兵糧事情】
兵糧とは軍隊の食料のこと。


お米が兵糧
日本では長くお米が兵糧のメインでした。
いくら主食とは言え、炊飯しないと食べられないお米を兵糧にしているのは不便だったでしょうね。


第二次世界大戦
日本は第二次世界大戦でも、米を兵糧に使っていました。
炊飯をすれば煙も出ますし、非常に兵糧に向かない食料だったりします。
これだけを見ても、日本が負けた理由がわかりますね。
それはともかく、近代になってもそうなのですから、戦国時代は米を兵糧として使っていました。


腰兵糧
本来、戦国時代の兵士は、武器も兵糧も自前でした。
腰兵糧と言って、戦争の号令がかかると、腰に食料を括りつけて戦場に行ったわけです。
百姓にとって、戦争に行くことは納税の一部だったので、参加するための費用も自分で用意する必要があったのですね。


大河ドラマ「真田丸」
ただ、真田丸の舞台となっている時代は、戦国時代でも後半です。
この頃になると、戦いは大規模になり、戦場は遠くなりました。
こうなると自費で用意できる腰兵糧だけでは足りません。
物理的にも、数カ月分の食料なんて持ち歩けませんしね。


北条軍は上野(こうずけ)を経由して、海津城のある川中島グーグルマップ 真田丸
元々、北条軍は上野(こうずけ)を経由して、海津城のある川中島に向かって上杉軍とにらみ合い、その後、甲斐に向かって徳川軍と対決しています。
この間の移動距離だけで500km近くあったでしょう。
移動だけでも半月以上かかる計算です。
戦国時代の初期には、このような広範囲の戦いはめったに無く、隣村に攻め込むような小さな戦いがほとんどだったので、腰兵糧だけでもなんとかなったわけですがね。
※画像が松代城となっているのは、海津城が松代城に名前が代わったためです。


荷駄
このため、兵糧を輸送する必要が出てきました。
戦国時代では、馬や牛、または人力で重い荷物を運んだわけです。
この荷駄が運ばれる道を信繁は「兵糧の道」と言っているわけですね。


戦国後期では鉄砲が普及
また、戦国時代というと、刀や槍で戦っているイメージですが、実際は飛び道具での戦いが主力でした。
戦国時代初期は弓矢。
このドラマの戦国後期では鉄砲が普及してきています。
飛び道具を使うには、矢や弾が必要ですから、これも補給が必要ですね。



「ここを抑えてしまえば、北条勢は孤立して飢えるのみ」真田信繁 真田丸
「ここを抑えてしまえば、北条勢は孤立して飢えるのみ」

そういうわけで、小諸城を抑えて、北条軍の兵糧の道を封鎖してしまう作戦は、実に有効なわけです。
ちなみに小諸城は、以前とりさんを助けにいったお城ですよ。

小諸城の道家正栄は滝川一益の兵と信繁が見分けられなかったのは無理があるという話参照



真田勢らが小諸城を抑えて、北条軍の補給路を封鎖 真田丸
こうして、真田勢らが小諸城を抑えて、北条軍の補給路※2を封鎖したことで形勢は逆転。
※2兵糧の道のことです



「よっしゃぁぁぁ」徳川家康 真田丸
「よっしゃぁぁぁ」

徳川家康の大逆転ですね。
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凄く分かりやすかったです!他の記事も読んでみますね!ありがとうございました!

Re: タイトルなし

> 凄く分かりやすかったです!他の記事も読んでみますね!ありがとうございました!

ありがとうございます。
これからも時々覗いていただけると幸いです。
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