真田丸・第10回「妙手」(2) 徳川・北条の和睦条件。真田家にとってなにが理不尽だったのかを解説。

「領地を手放すことになった」 真田丸
前回からの続きです。
前回では北条と徳川が和睦したというところでお話が終わっていたわけですが、前置きでいきなり「領地を奪われる形となった」となっていますね。
戦国時代の事情をわかっていないと、少し意味が分かりにくいかと思いますので、解説いたします。



「お主なナメられているのだ!!」室賀正武 真田昌幸
「お主はナメられているのだ!!」

徳川と北条の和睦条件に怒る室賀正武(むろがまさたけ)。


「真田の立場はどうなるのだ・・・」真田昌幸 真田丸
これには真田昌幸も返す言葉がありません。
室賀正武の言うとおり、北条・徳川の和睦条件は
「甲斐・信濃は徳川」
「上野(こうずけ)は北条」

がそれぞれ取るということでした。


真田家の領地内でこれだけの部分が北条の領地になる 真田丸 地図
上野を北条に渡すということは、真田家の領地内でこれだけの部分が北条の領地になるということ。
それ自体は大した問題ではありません。
元々真田家は勢力が小さい国衆にすぎないので、どこかの大名の家来になって領地を認めてもらうだけのことですので。





「信濃は徳川」「上野は北条」地図 真田丸
ただ、今回の北条・徳川の和睦条件では「信濃は徳川」「上野は北条」となっていることが問題なのです。
画像のピンクの部分は信濃。赤の部分は上野にあります。
つまり、真田家の領地は信濃と上野に跨がって存在しているわけです。
北条・徳川の和睦条件をそのまま実施すると、真田家としては上野では北条の家来となり、信濃では徳川の家来になるということになってしまいます。
いくら敵味方が分かりにくい戦国時代とはいえ、これはありえない話ですね。


「家康もこれまでか・・・」北条氏政 真田丸
ましてや、真田家としては徳川軍を勝たせるために北条家を裏切ったばかりです。
北条氏政が真田昌幸を家来として受け入れるわけがありません。
ということは、上野の領地は実質取り上げられるということになるわけですね。


「理不尽至極!!」真田信幸 真田丸
「理不尽至極!!」

これには普段温和なお兄ちゃん信幸もブチギレするわけですな。


「お主なナメられているのだ!!」室賀正武 真田昌幸
ただ、これを室賀正武が怒ったかどうか・・・。
室賀正武の領地は小県(ちいさがた)にありますが、小県郡は信濃です。
信濃は徳川家に属することが決まったわけですから、真田家のように自分の領地が取り上げられるようなことはないでしょうから。
つまり室賀正武は自分の利害とは全く関係ないことに激怒していることになりますね。
ひょっとすると、真田家のことを心配してくれるぐう聖なのか(笑)


「戦を長引かせたくない理由があったのでは?」真田信繁 真田丸
「戦を長引かせたくない理由があったのでは?」

ところで、信繁のこのセリフが意味ありげですが、この後特に解説が無かったので、前回ナレーションで語られた部分を言っているようですね。

徳川家康が密かに頼っていた織田家が援軍を出せない理由とは?参照
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