真田丸・第12回「人質」(4) 戦国時代の人質の役割は一味違うぞ!!

「真田安房守の面の皮の厚さは、日の本一でございます」直江兼続 真田丸
「真田安房守の面の皮の厚さは、日の本一でございます」

何度も家中に加えてくれと言ってくる真田昌幸に、直江兼続もウンザリの様子(笑)
真田安房守(あわのかみ)は、もちろん真田昌幸のことです。
日の本一(ひのもといち)は、日本一ということ。




「人質だから、出来ることもある」真田信繁 真田丸
「人質だから、出来ることもある」

結局、信繁が人質に行くことになりましたね。


【うんちく解説:戦国時代は大使館】
人質といいますと、現在だと、誘拐事件ぐらいでしか使わないので、かなりネガティブな印象を受けますが、戦国時代の人質は一味違います。

上杉家に人質に行く信繁には、矢沢三十郎を始め、背後に多数の人数 真田丸
今回でも、上杉家に人質に行く信繁には、矢沢三十郎を始め、背後に多数の人数が付いているのがわかります。
この中には、信繁の世話をする人に紛れて、色々な人が紛れ込んでいるはずです。


佐助さん登場です。 真田丸
佐助のような草の者もいたでしょう。
人質になるということは、言い換えれば正々堂々と人を上杉家に送り込めるということでもありますからね。


上杉家中に真田家が加わることを了承する起請文を受け取っているのも、人質の信繁 真田丸
またドラマでは、上杉家中に真田家が加わることを了承する起請文を受け取っているのも、人質の信繁ですね。
これは完全に外交官の役割です。



戦国時代の人質とその一団は、外交官と諜報機関を兼ねた大使館 真田丸
つまり、戦国時代の人質とその一団は、外交官と諜報機関を兼ねた大使館だったわけです。
さらに・・・


【うんちく解説:戦国時代の人質は英才教育の学校】
小姓
殿様の後ろで刀を持っているこんな青年を時代劇で見たことはないでしょうか?
こういった人たちを小姓(こしょう)と言います。
殿様を護衛したり、身の回りの世話をしたりする人です。
※場合によっては夜の世話も・・・


母衣衆(ほろしゅう)
母衣衆(ほろしゅう)と言う戦場の伝令役を務めるのも仕事も、人質から選ばれることが多かったです。
母衣というのは、背中のパラシュートみたいなのです。
無線や携帯電話が無い当時の戦争では、時にこういう伝令役が戦争を駆けまわって、殿様の命令を伝えるわけです。


殿様の近くに侍る仕事 真田丸
小姓も母衣衆も、ほとんどは殿様の近くに侍る仕事です。
こうやって、殿様とのつながりを深めながら、次世代の幹部を育てていっているわけですね。
殿様の近くにいるということは、普段の言動を耳にしますし、重要な会議を見聞きする機会に恵まれるということでもあります。



真田丸では今のところ未登場ですが、大河ドラマ「利家とまつ」の前田利家も織田信長の母衣衆出身です。
このように将来の幹部候補生として育てる場でもあったわけです。





「つくづく人の心は、わからぬものだな・・・」上杉景勝 真田丸
大名の側からすると、人質を取ることの最終目的は「裏切られないこと」です。
ですので、人質として監禁するよりも、むしろ近くにおいて、幹部候補として優遇してあげることで、より忠誠心を買おうという意図もあったわけです。
また、将来、人質たちは実家に帰って、家を継ぐ可能性があるわけですから、その人質と仲良くなることは、結局は将来の忠臣を育てるということでもあります。


「面白い」上杉景勝 真田丸
例えば、今回のお話のように、信繁と景勝が仲良くなり、将来信繁が真田家を継いだ場合、景勝としては非常に安心なわけですね。


お父さんは策が上手くいってニッコリ 真田丸
こいつよりも(笑)
ずっと安心でしょう。

つまり、人質を出すというネガティブなイメージより、自分の家の青年を殿の側で鍛えてもらうというポジティブな一面もあったわけですね。
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ジャンル : テレビ・ラジオ

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