真田丸・第14話「大阪」(5) 歴史用語連発ナレーションを解説

関白・豊臣秀吉  真田丸
ナレーション
「羽柴秀吉。賤ヶ岳の戦いで柴田勝家を破り、小牧長久手の戦いで徳川家康と和睦。大阪に巨大な城を築き。前年には関白となっている」

ドラマ真田丸は、真田家が主人公ということで、本来の戦国時代の主人公ともいうべき、豊臣秀吉の扱いがあまりにもぞんざいですが(笑)
今回は、ナレーションで一挙に紹介してしまうという暴挙にでましたね(笑)
ということで、ナレーションのセリフを拾いながら解説していきたいと思います。




【賤ヶ岳の戦い(しずがだけのたたかい)】
柴田勝家
賤ヶ岳の戦いは、本能寺の変で織田信長が死んだため、その後の支配権を織田家の家来たちが争った戦いです。
秀吉に敵対したのは、織田家の家来の中で筆頭であった柴田勝家(しばたかついえ)。
この戦いで秀吉は勝利し、織田家の領地を引き継いだわけです。
当時、織田家は日本を統一する寸前でしたから、領地を引き継いだ秀吉は、将来の天下人の地位も引き継いだわけです。
※画像は大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」の柴田勝家


【小牧長久手の戦い(こまきながくてのたたかい)】
小牧長久手の戦い 真田丸 地図
秀吉と徳川家康が戦った戦争です。
ドラマでは地図とナレーションだけで終わりましたね(笑)
勝敗の分かりにくい戦いですが、この戦争に家康が負けなかったことが、後々から考えると、大きなターニングポイントであったりします。

詳細は小牧長久手(こまきながくて)の戦いをもう少し解説。徳川家康は戦わなかった?を御覧ください。


【大阪に巨大な城】
大阪城 真田丸
今も残る大阪城のことです。
もっとも、今あるのは、後に建て直したものですけども。
大阪に日本の首都を造ろうという構想は織田信長が持っていたようで、秀吉はこの構想も引き継ぎ、大阪に巨大な城を作りました。





【関白(かんぱく)】

今でも亭主関白などといった言葉で残っているので、なんとなく聞いたことはあるかもしれませんね。
元々は天皇からいただく官位の一つ。
天皇の代わりに政治を行う職のことです。


sanadamaru1262.jpg
当時の天皇は、全く力を失っており、そもそも「天皇の代わりに政治を行う」もなにも、天皇自体が政治を行っていなかったのですけども、百姓出身の秀吉とすれば、天皇のような高貴な血筋の人からも認められていると誇示することは、メリットのあることでした。


上洛した上杉景勝 真田丸
百姓出身の秀吉に頭を下げたくない。
織田家の家来に過ぎなかった秀吉の家来などになれるか!!とプライドが傷ついた大名たちも、「天皇が関白に指名したのだから、頭を下げても恥ずかしくない」という理屈になるわけです。



「天下をほぼ手中にした秀吉は、源氏や平氏と並ぶ、豊臣を名乗るまでになった」 真田丸
ナレーション
「天下をほぼ手中にした秀吉は、源氏平氏と並ぶ、豊臣を名乗るまでになった」


【豊臣を名乗る】
源頼朝(みなもとのよりとも) 
源氏(げんじ)とは、源頼朝などの源(みなもと)さんのこと。
源頼朝は1192年に鎌倉幕府を作った人ですよ。
いい国作ろうの人。
※画像は大河ドラマ「平清盛」の源頼朝



平清盛
平氏(へいし)とは、大河ドラマの主人公にもなった、平清盛などの平(たいら)さん。


藤原頼長
この源氏と平氏以外にも、天皇から与えられた苗字として、藤原さんなどもありました。
それ以外にも橘さんなどもあり、この4つを源平藤橘(げんぺいとうきつ)と呼んだりします。


平清盛
ただし、これらの苗字が与えられたのは、この当時からしても700年以上も昔の話。
つまり、天皇から苗字を貰うということ自体が、当時としても珍しいことだったのです。


豊臣秀吉 真田丸
それだけに、あえて豊臣という苗字を貰ったことで、秀吉が天皇の公認であるという印象を世間に与えるのに役だったわけです。


羽柴秀吉 真田丸
ナレーション
「更に秀吉は、各地の大名に上洛を求め、忠誠を誓わせた」

上洛とは京都に入ること。
この時期、秀吉は大阪城を作って、そこを本拠地としていましたが、京都も秀吉の領地になっていましたので、上洛することは、イコール秀吉の領地に挨拶に来るということになります。


降伏した上杉景勝 真田丸
戦国大名が、相手の領地に入って挨拶に来るということは、要するに降伏して家来になるということですので、結果「忠誠を誓わせた」ということになります。


以上のように、ナレーションを理解すると、秀吉が今、どういう状況かおわかりいただけたのではないでしょうか。






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