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真田丸・第17話「再開」(1) 秀吉「大名たちの官位をあげるよう頼んできたわ」 公家と官位について解説

「公家衆と話をつけてきた。大名たちの官位をあげるよう頼んできたわ。ワシだけ偉なっても仕方にゃーしよ」豊臣秀吉 真田丸
公家衆と話をつけてきた。大名たちの官位を上げるよう頼んできたわ。ワシだけ偉なっても仕方にゃーしよ」

このブログでも何度か触れてきましたが、公家と官位について、再度解説しておきたいと思います。

過去の官位の記事「秀吉が官位を代理で推挙する意味はこういうことです」も参照ください。




公家
公家(くげ)とは、こういう白塗りした人たちのことでして、日本の貴族です。
天皇の直属の家来でして、かつては絶大な権威と権力を持っていましたが、今は名前だけの存在です。


秀吉も鼻の下が伸びています(笑) 真田丸
ただ、この時期、秀吉が官位を政治に利用し始めたため、急遽その存在が大きくなっていきます。


「景勝め・・・息を吹き返しおった」北条氏政 真田丸
まず知っておく必要があるのは、当時の人たちにとって、血筋というものが非常に重要だったということ。
例えば、このドラマに出てくる徳川家康や北条氏政といった大名たちも、なぜ大名なのかというと、大名の子として生まれたからです。


「真田が上杉についたか・・・」徳川家康 真田丸
戦国時代で下克上(下の者が上の者を討つこと)が頻繁していたとはいえ、世の中はあくまで血筋が重視される時代だったのです。





「だからワシは行かぬこととした」羽柴秀吉 真田丸
そんな中、秀吉の百姓出身という出自は非常に不利でした。
それをフォローするために、秀吉は官位と天皇を利用することとしたのです。
天皇が関白に任命したとなれば、百姓出身の秀吉というよりも、天皇の家来で一番偉い人、という立ち位置になります。


秀吉は上杉景勝の官職を勝手に代理で貰いました。 真田丸
ですので、上杉景勝など、自分に味方した大名に官位をあげるのも、単なる好意ではなく、秀吉の家来であることをハッキリする意味がありました。
官位を受ける事言うことは、天皇の家来としての序列も受け入れることになります。
そして、関白になった秀吉より、その序列で上に来るのは、天皇以外いないからです。


「実のところはよ~、関白になったら、身分の低い者とは酒も飲めんらしいで」豊臣秀吉 真田丸
「実のところはよ~、関白になったら、身分の低い者とは酒も飲めんらしいで」

と言っています。


正親町天皇
これは公家たちの身分的なルールでして、一番の例が天皇陛下そのものです。
天皇に会えるのは、公家など一部の官位が高い人のみというルールがありました。
関白など、高い官位を貰った人も、このルールが適用されるわけです。


平成天皇
今の天皇陛下は、このように民衆の前に姿を現すことは珍しくないですが、当時の身分意識では、身分の高い者は、低い者と会わないという考えがあったのです。



「公家衆と話をつけてきた。大名たちの官位をあげるよう頼んできたわ。ワシだけ偉なっても仕方にゃーしよ」豊臣秀吉 真田丸
「公家衆と話をつけてきた」

このため、天皇に官位をお願いするには、ある一定以上の官位の者に、代理で推薦してもらう必要がありました。
ある一定以上の官位の者、それはすなわち公家のことです。
秀吉が言っているのは、この事なのですね。


「おそれながら殿下!!」真田信繁 真田丸
「おそれながら殿下!!」

もっとも、信繁からすれば、それどころではなく、秀吉が真田家討伐を徳川家に許したことが気になって仕方ありません。

石田三成から「源次郎控えよ!」
とたしなめられていますが、これも当時の身分感覚からすると異常な行為です。


「徳川に真田攻めのお許しを出されたのは、真でございますか!!」真田信繁 真田丸
「徳川に真田攻めのお許しを出されたのは、真でございますか!!」

いくら秀吉に「構わぬ」と許可されたとしても、目下の者が目上の者にモノを尋ねるという行為は失礼だと考えられていました。


豊臣秀吉 真田丸
まあ、それを言い出したらドラマにならないわけですが(笑)

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ジャンル : テレビ・ラジオ

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