真田丸・第17話「再開」(4) 秀吉と家康の政治的駆け引きが分かりにくいとのことなので・・・

「信尹(のぶただ)が知らせてきた」真田家の人たち 真田丸
「信尹(のぶただ)が知らせてきた」

いよいよ徳川の軍勢が攻めてくることを知る真田家の人たち。




「さらに甲斐にて2000貫文(かんもん)相当の所領を・・・」真田信尹 真田丸
最近、出演がないですが、信尹はこの人ですよ。
真田昌幸の実の弟さんです。
今は徳川家康の家来となっています。
当然、この手紙も密かに送ったものでしょう。


「左様なものを見ている気分にはなれませぬ」真田信繁 真田丸
「左様なものを見ている気分にはなれませぬ」

実家の危機に信繁も怒っています。
阿国の踊りを見るどころではないですよねぇ。
というわけで、ここでネタバレ。


「殿下は徳川に対し、真田討伐を認めたのち、すぐに一時取りやめの命を出される」石田三成 真田丸
「殿下は徳川に対し、真田討伐を認めたのち、すぐに一時取りやめの命を出される」

というややこしい内容(笑)


「どういうことですか?」真田信繁 真田丸
これは信繁でなくとも「どういうことですか?」と聞きたくなるというものです。





「家康はワシの顔を立てた。よってワシも一度は家康を立てる。これでアイコ。その上で改めて戦の中止を命じるわけよ・・・」 真田丸
「家康はワシの顔を立てた。よってワシも一度は家康を立てる。これでアイコ。その上で改めて戦の中止を命じるわけよ・・・」

と、秀吉自身が解説してくれましたね。


「その上で家康がどうでるか、それを見極める」豊臣秀吉 真田丸
「その上で家康がどうでるか、それを見極める」

ということ。
しかし、ウチの奥様から「そんなややこしいことせずに、最初から攻撃を中止にしたらエエやん(怒)」というクレームが入りましたので(笑)解説したいと思います。


「な~にが名代だぁ!!」徳川家康 真田丸
まず前提として知っておかねばならないのは、この時期、まだ徳川家康は、ハッキリと秀吉の家来になったわけではないということ。


「必ず真田を成敗いたします」徳川家康 真田丸
しかし、日本のほとんどを統一した秀吉を家康としても無視するのは難しくなってきているのも事実。
そこで、ドラマでも語られている通り、秀吉の許しを得て、真田討伐をすることとしたのです。


秀吉の後ろ姿 真田丸
これは家康が関白としての秀吉を認めたこととなります。
このため、秀吉は一旦、家康の顔を立てて、真田討伐を許したわけです。


「徳川様におかれましては、関白殿下の名代として、真田を討ち滅ぼし、信濃を沈められますように・・・」片桐且元 真田丸
「関白殿下の名代として・・・」

使者に出た片桐且元も、関白殿下の名代であることを強調していましたよね。
その上で・・・



酒を呑む秀吉 真田丸
真田攻撃の中止を命じる。
今の会社でも仕事を指示した上司が仕事の中止を命じることもあります。
つまり、上司として認めたのならば、中止にも従う必要があるわけです。
もし、中止命令に従わないなら、都合のいい話だけにのったことは明白になります。
これでは秀吉に従っているとは言えないでしょう。


「待てと言われたら、待つしかあるまい・・・」徳川家康 真田丸
「待てと言われたら、待つしかあるまい・・・」

結果、家康は秀吉の命令に従うこととなります。
秀吉の命令で真田家を攻撃しようとし、秀吉の命令で攻撃を中止すれば、これはもう、誰の目から見ても徳川家康は秀吉の家来ということになります。
秀吉としては、まずは受け入れやすい相手の望んでいる命令を出し、立場を明確にした上で、次は上司として受け入れ難い命令をだしたわけです。
これが逆なら、そもそも家康が秀吉の命令に従わない可能性もありますからね。


秀吉に拝謁できた上杉景勝 真田丸
こういった状況は、上杉景勝などの他の大名の耳にも入ることとなるでしょう。
それだけに、多少、まどろこしい駆け引きをしてでも、家康を引き入れておきたかったのでしょうね。
言い換えれば、それほど家康を味方に引き入れたかったのです。







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