真田丸・第17話「再開」(5) 徳川家康の旗印「厭離穢土欣求浄土」を解説

「厭離穢土欣求浄土」 真田丸
「これはいったい、どういうことでござるか」

一度は許された真田攻めの中止命令が届いて、使者の片桐且元にブチ切れる徳川家康。




「厭離穢土欣求浄土」 真田丸
ところで、この徳川家康の後ろにある旗。
「厭離穢土欣求浄土」とあります。
『おんりえどごんぐじょうど』と読みます。


織田信長を迎えるために高遠城の片付けを命じる徳川家康 真田丸
よく見ると、ドラマでも度々登場しておりますね。

元々「厭離穢土」と「欣求浄土」は別々の言葉。
どちらも仏教用語でして、「厭離穢土」は「穢(けが)れた国土を嫌う」という意味。
「欣求浄土」は「仏の世界を,心から喜んで願い求める」といった意味です。

つまり、「穢れた今の世の中を忌み嫌い、極楽を求める」という感じでしょうか。


ドラマ「女信長」の今川義元
かつて、徳川家康は今川義元という大名の家来でしてた。
※画像はドラマ「女信長」の今川義元。
演じているのはなんと真田丸の脚本家・三谷幸喜さん(笑)



そして織田信長 真田丸
この今川義元は、織田信長と戦って敗れ、首をはねられてしまいます。
この状況に絶望した徳川家康は、自殺しようとしますが、お寺の住職に止められます。
この時にその住職が言ったのが「厭離穢土欣求浄土」だそうな。



住職
武士の徳川家康に言ったのですから、「穢れた今の世の中を忌み嫌い、極楽を求める」というそのままの意味ではなく、

「戦国の世は、誰もが自己の欲望のために戦いをしているから、国土が穢れきっている。
その穢土(えど)を厭(いと)い離れ、永遠に平和な浄土をねがい求めるならば、必ず仏の加護を得て事を成す」


という意味だったようです。


腹黒キャラの徳川家康 真田丸
今は腹黒キャラの徳川家康ですが、こういう純真な一面もあったのですね。


身分主義者だった徳川家康 真田丸
もっとも徹底した身分主義者だった徳川家康ですので、上記のような意味ではなく

「厭離穢土」
下の身分の者が、上の身分の者を裏切る乱れた世の中を忌み嫌い。

「欣求浄土」
人々が身分に応じた分相応の生活をする秩序立った世の中を求める。

というふうに理解していたと指摘する論者もいます。
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