真田丸・第17話「再開」(8) 家康が上洛するということが、どれだけ大事なことか、 一晩よく寝て考えてみた

「放っておけるか!!」豊臣家の人々 真田丸
「放っておけるか!!」

家康のことは「放っておきなされ」と弟・秀長に言われても、秀吉は無視できないと考えています。



旭姫 真田丸
既に秀吉の実の妹・旭姫を家康に輿入れさせています。
当時、すでに40を過ぎていますので、当時の医学では子供を生むことも難しかったでしょう。
つまり、政治的意味合い以外は全く無いバリバリの政略結婚
それも同盟どうこうというよりも、家康が上洛してきても、それを捕らえて殺さないという安全保障のためでして、露骨に人質です。


「藤吉郎がそれで助かるなら、私、喜んで行くぜぇもん」なか 真田丸
藤吉郎がそれで助かるなら、私、喜んで行くぜぇもん」

結局、家康はこれでも安心せず、秀吉は母親のなかさんまでも人質に出すことになります。

【藤吉郎】
秀吉の通称です。
さすがにこの時期、秀吉を藤吉郎と呼び捨てできるのは、母のなかさんだけでしょうけども。

なかさんを人質にまで出すことには・・・


「徳川様を呼び寄せるのが、そこまで大事なことなのですか?」寧 真田丸
「徳川様を呼び寄せるのが、そこまで大事なことなのですか?」

寧さんも疑問。


「馬鹿をもうすでない!!」羽柴秀長 真田丸
「馬鹿をもうすでない!!」

秀吉の弟であり、なかの実の子である秀長も反対。


福島正則や加藤清正は石田三成のせいにして詰め寄る 真田丸
昔から、なかさんに可愛がられた福島正則や加藤清正は石田三成のせいにして詰め寄る始末。





身分主義者だった徳川家康 真田丸
果たして、天下統一間近の秀吉が、ここまでして徳川家康を家来にする必要があったのはどうしてでしょうか?


「家康が上洛するということが、どれだけ大事なことか、一晩よく寝て考えろ」石田三成 真田丸
「家康が上洛するということが、どれだけ大事なことか、一晩よく寝て考えろ」

と石田三成も言っているので、よく考えてみましょう。


豊臣秀吉 真田丸
まず知っておく必要があるのは、秀吉の天下がそれほど盤石なものではないということです。


九州平定攻撃の様子・地図
この地図を見ると、秀吉の領地は圧倒的に広く、日本の大半を支配していることは確かですが、秀吉に従っているのは・・・


秀吉に拝謁できた上杉景勝 真田丸
一つは、上杉景勝のような、つい最近までは独立した大名だった者
彼らは、秀吉の勢力に圧倒されて頭を下げていますが、内心は忠誠心の欠片も無かったでしょうね。


「世の中、思い通りにはいかぬ」ションボリの上杉景勝 真田丸
ドラマでも上杉景勝が「秀吉に降伏するのではない」と強がりを言ったりと、プライドが傷ついている様子が描かれていました。
上杉景勝だけでなく、降伏した大名の誰もが持っている感覚だったでしょう。


森長可(ながよし)は既に撤退 真田丸
次に秀吉軍の主力と言えるのが、元織田家の家来たちです。
元々は織田信長の家来であって、秀吉からすれば、同僚であったり、上司である場合もありました。
元々百姓出身だった秀吉からすれば、血筋の上で自分が上である人間など一人もいませんでした。
※画像の森長可は、小牧長久手のた戦いで戦死しているので、この時期には存在していませんけども。


そして織田信長 真田丸
彼らは信長への忠誠心はあっても、秀吉への尊敬の念は全く無かったでしょう。
彼らが秀吉についてきているのは、そのほうがだからというに過ぎません。
なにしろ本能寺の変により織田信長が死んで、まだ5年ほどしかたっていません。
急にそれまで同僚だった秀吉が偉くなって、お前らの主人だっと言っても、感情的に理解できないでしょう。

秀吉もそれがわかっているので、どんどんと恩賞を与えて、信長の家来を自分の味方にしました。
欲得ずくで味方になっている人たちですから、秀吉が落ち目になれば、すぐに裏切ってしまうのは明白ですよね。


「上杉様は急ぎ、越後へ戻られた」石田三成 真田丸
結局、秀吉が本当に頼りになるのは、石田三成たちのように、秀吉が家来として育ててきた若者たちだけでした。
秀吉が彼らのような若者に、次々と官位を貰ったのは、彼らだけが本当の意味での家来だったからということもあったのです。




羽柴秀吉 真田丸
ドラマでは、いきなり絶大な権力を持つ天下人として登場した秀吉ですが、その権力はまだまだ不安定な要素を含むものだったわけですね。



「な~にが名代だぁ!!」徳川家康 真田丸
もちろん、秀吉としても、なかなか命令に従わない徳川家康を討伐したかったでしょうが、この時期、秀吉の主力部隊は九州討伐に向かっています。
既に秀吉に降っていた大友という大名が、敵対する島津という大名に攻められて泣きついてきたため、こちらを優先する必要があったのです。


天正大地震 真田丸
また、ドラマでも出てきましたが、この時期、天正大地震と言われる大地震が起きており、九州討伐と家康との戦争の両方をする余裕が無かったのも事実。


上洛していない徳川家康 真田丸
こんな中、一度は小牧長久手の戦いで勝てなかった徳川軍と戦う自信が秀吉にも無かったのでしょう。


上田城攻め時点での勢力図。地図 真田丸
また、家康は隣国の北条家との関係も深めており、秀吉と戦う準備を整えています。


「景勝め・・・息を吹き返しおった」北条氏政 真田丸
北条氏政と徳川家康が組めば、秀吉としても侮れない戦力になります。
もし、この戦いに負けることになったら、上記のように、忠誠心の欠片も無い人たちが一斉に裏切る可能性は非常に高かったのです。


家康を家来に引き入れたかった 真田丸
こういった事情から、秀吉としては、なんとしても家康を家来に引き入れたかったのです。


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