真田丸・第19回「恋路」(1) 茶々様の辛い過去に信繁も絶句

「見つからなければいいことです!!」侍女のなりをした茶々様 真田丸
「見つからなければいいことです!!」

変装した茶々様。
前回、秀吉と引き合わせた見返りとして、入ってはいけない蔵に忍び込もうとのこと。







「見つからなければいいことですぞ~」 真田丸
ひょっとしたら、第一話の「見つからなければいいことですぞ~」と信繁が言った台詞を意識しているのでしょうか(笑)
それはともかくとして・・・


「侍女のなりをしていたが・・・」平野長泰 真田丸
侍女(じじょ)のなりをしていたが・・・」

後ほど平野長泰がこう言っていましたが、茶々が変装していたのは侍女。
それにしても、完全にずる賢い中間管理職キャラにされてしまった平野長泰(笑)


「良いお天気ですね。身体のために、少し歩いてきます」梅 真田丸
侍女とは真田家にもいておりましたが、ようは女性の召使いのことです。


秀吉に「行くな」と言われていた武具をしまっておく蔵に忍 び込む信繁と茶々 真田丸
秀吉に「行くな」と言われていた武具をしまっておく蔵に忍び込む信繁と茶々。
そこで茶々は自分の過去を語り始めます。
茶々さんの過去については「天真爛漫キャラの茶々さん。しかしその半生は血塗られたものだった」でも解説したので重複する部分もあると思いますが、せっかくなので再度解説。



「私が5歳の時に私の父は・・・父は信長公に攻められ小谷( おだに)でお腹を召されました」茶々 真田丸
「私が5歳の時に私の父は・・・信長公に攻められ小谷(おだに)でお腹を召されました」


浅井長政 信長協奏曲
茶々さんのお父さんは浅井長政(あさいながまさ)という大名。
元々は織田信長と同盟していましたが、後に敵対したため、攻撃され、茶々の言うように「お腹を召された」つまり切腹しました。
※ドラマ「信長協奏曲」の浅井長政






小谷城
小谷は小谷城のこと。
浅井長政の本拠地でした。


「城攻めの大将は殿下でした。兄の万福丸はその時10歳。殿 下の命によって串刺しの刑に処されました」茶々 真田丸
城攻めの大将は殿下でした。兄の万福丸はその時10歳。殿下の命によって串刺しの刑に処されました」


そして織田信長 真田丸
茶々さんの話は少し誇張があります。
小谷城攻撃の時は織田信長自身が兵を率いて戦っていたので、正確には城攻めの大将は秀吉ではなく、織田信長です。
また万福丸を処刑したのも秀吉の意思ではなく、織田信長の命令だったでしょうし。


「良い知らせもある」羽柴秀吉 真田丸
ただし、当時、織田信長の家来だった秀吉は、小谷城のある近江(現在の滋賀県)方面の軍隊の指揮や治安維持を命じられていましたので、浅井長政を積極的に殺した一人であることは間違いないでしょう。


「正直ワシは、家康に会うのが恐ろしくて仕方ないんじゃ・・・」豊臣秀吉 真田丸
また、小谷城攻略にあたっては、この方面の責任者であった秀吉の役割は当然大きく、戦争当日にも大活躍していますので、茶々にとっては、親の仇であることは間違いないでしょう。
一番憎むべき織田信長は既に死んでいますし、茶々からすると伯父さんにあたるので、恨みにくいというのはあるでしょうけども。


「その後に母が嫁いだ柴田勝家様は、殿下に攻められ、母を 一刀(いっとう)の元に斬り殺した後、お腹を十文字にかき切 ってお果てになりました」茶々 真田丸
「その後に母が嫁いだ柴田勝家様は、殿下に攻められ、母を一刀(いっとう)の元に斬り殺した後、お腹を十文字にかき切ってお果てになりました」


お市の方 大河ドラマ「軍師官兵衛」のお市の方
茶々の母親は、織田信長の妹のお市さん。
※大河ドラマ「軍師官兵衛」のお市の方


柴田勝家 大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」の柴田勝家
お市の方は、小谷城が落ちて、夫・浅井長政が殺された後、兄・織田信長の家来の柴田勝家に嫁いでいます。
※大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」の柴田勝家



大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」の柴田勝家
柴田勝家は、本能寺の変で織田信長が死んで以降、織田家のその後の主導権を争って、秀吉と敵対。
結局は敗れてました。
当時の風習として、戦いに負けた武士は、降伏したりはせず、切腹するのが常識でした。
その場合、近しい身内も一緒に自殺するのも当時の常識
普通、女性の場合は切腹などはせず、短刀を喉に刺して自殺するのですが、どういうわけか「母を一刀(いっとう)の元に斬り殺した」と言っていますので、勝家が自ら殺したようですね。
※大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」の柴田勝家


大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」の柴田勝家
ただし、無理心中をしたということではなく、自殺を手伝ったと考えた方が当時の感覚では正しいかと思いますけども。
その後、「お腹を十文字にかき切ってお果てになりました」と茶々が言うように、切腹しました。
※大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」の柴田勝家


「四郎をたっぷり叱ってくださいませ」武田勝頼
余談ですが、腹を切るという行為はとても痛いです。
当たり前ですけど(笑)
ですので、腹に短刀を刺しただけで、自ら絶命するようなことはなく、介錯人という人に首をはねてもらって死にいたります。
つまり、切腹は格好だけなのが普通。


大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」の柴田勝家
しかし、茶々さんが言うには「お腹を十文字にかき切ってお果てになりました」とのこと。
腹を十字に切ろうと思えば、一度刺して縦に腹を切り、次に抜いて、横に腹を割く必要があります。
これはもう、超人的な気合が無いと不可能なのです。
秀吉に攻め殺された柴田勝家の最後の意地といったところでしょうか。
「柴田勝家殿は最後に腹を十字にかき切って切腹された」といえば、当時の武士の感覚とすれは「かっけ~」という感じなのです。
※大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」の柴田勝家


「私の親しい人たちは皆、殿下に殺されました」茶々 真田丸
「私の親しい人たちは皆、殿下に殺されました」

ここまで書いてきた通り、首謀者として殺した柴田勝家はともかく、中間管理職として命じられていた浅井長政の件は少し大目に見て上げて欲しいところではあります(汗)


「あの子にとって、母親も父親もあなたに殺されたようなも のでございます」寧 真田丸
「あの子にとって、母親も父親もあなたに殺されたようなものでございます」

この「殺されたようなもの」という寧さんの表現が一番的確でしょうね。


「あの子にとって、母親も父親もあなたに殺されたようなも のでございます」寧 真田丸
「おかげで血を見るのが怖くなくなった」

いずれにせよ、20歳にも満たない少女が経験するには、壮絶過ぎる人生経験であることは確かです。
これが茶々さんの人生観や考え方に大きく影響したであろうことは、容易く想像できますよね。



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