真田丸・第19回「恋路」(6) 今やったら人権問題で大騒ぎ。徳川家康が稲姫を養女にした理由 

「真田の動きが知りたい。安房守(あわのかみ)の側にいて、奴が何を考えているか、逐一ワシに知らせる者が欲しい」徳川家康 真田丸
「真田の動きが知りたい。安房守(あわのかみ)の側にいて、奴が何を考えているか、逐一ワシに知らせる者が欲しい」

徳川家康は秀吉の命令によって与力になった真田昌幸の動きが気になる様子。



「間者(かんじゃ)でございますか?」稲 真田丸
間者(かんじゃ)でございますか?」

【間者】
スパイのこと。


「真田と縁組をする。稲を真田に送り込むのだ」徳川家康 真田丸
「真田と縁組をする。稲(いな)を真田に送り込むのだ」

スパイとして本多忠勝の娘・稲を嫁がせるといいだす徳川家康。


「稲は・・・それがしが・・・命をかけて育てて参りました愛娘(まなむすめ)でございます」本多忠勝 真田丸
「稲は・・・それがしが・・・命をかけて育てて参りました愛娘(まなむすめ)でございます」

本多忠勝あまりの話に涙まで流します。
ちなみに、家康が「平八郎」と言っていますが、これはもちろん本多忠勝のこと。
平八郎は本多忠勝の通称で、フルネームは本多平八郎忠勝になります。


本多平八郎忠勝 真田丸
ドラマでは涙を流して悔しがった本多忠勝ですが、実はこの結婚、上田城での真田家の戦いぶりに感動した忠勝自身が乗り気で進めたという説もあります。


「何故にこの陣羽織を・・・」豊臣秀吉 真田丸
また、徳川家と真田家の関係を心配した、秀吉の指示であるという説もあったりします。
この場合、徳川と真田の過去の争いを心配する、上司としての秀吉の気遣いが感じられるエピソードということになりそうですね。





「こたびのこと、徳川と真田の誼(よしみ)を結ぶ、よい折であると、ワシは思っておる」徳川家康 真田丸
「こたびのこと、徳川と真田の(よしみ)を結ぶ、よい折であると、ワシは思っておる」

【誼(よしみ)】
親しい関係性といった意味。
真田家との仲を深くしたいという意図ですが、この場合、単に血縁関係による同盟を結びたいというふうにとってもいいでしょう。


「形としては、本多平八郎殿が娘・稲を、一旦、殿の養女に迎えまする」本多正信 真田丸
「形としては、本多平八郎殿が娘・稲を、一旦、殿の養女に迎えまする」

今、こんなことをすれば、女性をモノ扱いするのか!!と大騒ぎになることは間違いないでしょうが、当時はよくある話でした。


「あくまでも徳川と真田の縁組ということにしたいのじゃ・・・」徳川家康 真田丸
「あくまでも徳川と真田の縁組ということにしたいのじゃ・・・」

と徳川家康が言うように、単なる結婚ではなく、あからさまな政略結婚ですから、誰の家から嫁いだというのが非常に重要になってくるわけです。


そして織田信長 真田丸
織田信長もこのやり方をよく利用しました。


※画像は大河ドラマ「軍師官兵衛」のお市の方
織田信長は、茶々さんのお父さん浅井長政との政略結婚には、実の妹お市の方を嫁がせていますが、それ以外の政略結婚には、出来るだけ自分の身内を出さないようにしています。
※画像は大河ドラマ「軍師官兵衛」のお市の方




「これは言ってみれば、徳川から真田に人質を出すというもの。無下には断れますまい」真田信尹 真田丸
「これは言ってみれば、徳川から真田に人質を出すというもの。無下には断れますまい」

一つは、嫁をやるという行為自体が、信尹が言うように、人質を出すのと同じことですので、実の娘を出したくないということであったでしょう。


大奥
また、いくら複数の女性と結婚出来る戦国大名とは言え、無制限に子供が出来るわけではないですので、手駒を増やすという意味もありました。


信幸の側室・妻・奥さん おこう 真田丸
真田信幸の妻こうは、昌幸のお兄さんの娘。
つまりイトコです。
戦国武将とは言え、人の子ですので、出来れば娘には幸せになって貰いたいわけで、完全な政略結婚で縁もゆかりも無い他家に嫁がせるより、信幸とこうさんのように、顔を見知った仲で結婚させるほうが、むしろ一般的だったりします。


「源三郎、ここは泣いてくれ」真田昌幸 真田丸
「源三郎、ここは泣いてくれ」

ドラマでは、信幸のことを考えて、あまり乗り気では無かった感じの真田昌幸。
稲が一旦、徳川家康の養女になることも徳川家で勝手に決まっていたような展開でした。
しかし、本多忠勝という徳川家の家来に過ぎない者の娘を貰うことを嫌い、徳川家康の養女にするように要求したのは、実は昌幸の方だったという説もあります。


お父さんは策が上手くいってニッコリ 真田丸
個人的には、この流れのほうが昌幸らしい気もしますけどね。


「口吸いどころではないではないか!!」真田信幸 真田丸
「泣いてくれどころでは、無いではないかぁぁぁ!!」

信幸の叫びが聞こえてきそうです。

関連記事

テーマ : 真田丸
ジャンル : テレビ・ラジオ

コメントの投稿

非公開コメント

スポンサードリンク01
カテゴリ
プロフィール

うんちく仙人

Author:うんちく仙人
このサイトでは、歴史に興味が無い方でも、歴史ドラマをドラマとして楽しめるように手助けする趣旨で書いております。
特にドラマは好きだけど、歴史はあんまりわかんないという女性の一助になれば幸いです。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
スポンサードリンク02
RSSリンクの表示
リンク