真田丸・第19回「恋路」(7) 本多忠勝の娘・稲姫はスパイだった?戦国時代の妻の役割とは?

「もしくは、真田の内情を探るための間者(かんじゃ)」真田信尹 真田丸
「もしくは、真田の内情を探るための間者(かんじゃ)」

本多忠勝の娘・稲との結婚の狙いを読む真田信尹(のぶただ)。

【間者】
スパイのこと




当時13歳前後の稲姫 真田丸
信尹が指摘するように、戦国武将の子が結婚するということは、単純なことではありません。
現代人の恋愛結婚が当たり前という感覚は、戦国時代の人にはむろしわかりにくいでしょう。


輿入れ 真田丸
重要なことは、戦国武将の娘が嫁いで行く場合、一人で行くのでは無いということ。
身の回りの世話をする者や、護衛などが一緒についてきます。
それらはあくまでも徳川家の家来ですので、徳川家のために働きます。
彼らは単に姫様のお世話をする係ではなく、様々な役割を果たすことになります。


「間者(かんじゃ)でございますか?」稲 真田丸
「間者(かんじゃ)でございますか?」

ドラマでも強調されているところのスパイ行為の役割ももちろんあります。
嫁いで行くのですから、堂々と他家に入り込むことができます。
しかも、跡継ぎ息子の信幸の妻ですから、城のどこでも行き来可能になります。


「稲は徳川様と真田様の架け橋になりたいとうございます」真田丸
「稲は徳川様と真田様の架け橋になりとうございます」

と、稲姫は言っていましたが、これはいわば外交官の役割。
政略結婚のもっとも重要な部分でもあります。
もし、徳川家康が真田家になにごとかクレームを言う場合、正式に使者を送る公式ルートもありますが、信幸の妻になった稲姫を通じての非公式ルートで連絡してくる場合も多かったでしょう


「これは言ってみれば、徳川から真田に人質を出すというもの。無下には断れますまい」真田信尹 真田丸
「これは言ってみれば、徳川から真田に人質を出すというもの。無下には断れますまい」

日本は現在も含めて、諸外国と比較すると、「契約は守らなければならない」という倫理の薄い民族ですが、戦国時代の当時は、今以上に口約束や契約書があてになりませんでした。
その為、人質という役割は非常に重要。
妻が人質という感覚は、現代人にはわかりにくいですが、これもまた不可欠な役割です。


アメリカ大使館
戦国武将が他家から政略結婚で妻を娶るということは、今で言うと大使館を受け入れるほどの重大なことだったのです。



関連記事

テーマ : 真田丸
ジャンル : テレビ・ラジオ

コメントの投稿

非公開コメント

スポンサードリンク01
カテゴリ
プロフィール

うんちく仙人

Author:うんちく仙人
このサイトでは、歴史に興味が無い方でも、歴史ドラマをドラマとして楽しめるように手助けする趣旨で書いております。
特にドラマは好きだけど、歴史はあんまりわかんないという女性の一助になれば幸いです。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
スポンサードリンク02
RSSリンクの表示
リンク