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真田丸・第23回「攻略」(1)北条家攻撃の陣立て。あの表には何が書いてあるのか?

「良いか佐吉、今回の北条攻め、陣立てはお前に任せる」豊臣秀吉 真田丸
「良いか佐吉、今回の北条攻め、陣立てはお前に任せる」

前回からの続きです。
せっかく2話も費やして沼田裁定の結論が出たというのに、結局は戦争になってしまいましたね。


【佐吉】
石田三成の幼名(子供の時の名前)。
既に治部少輔(じぶしょうゆう)と立派な官職を貰っているので、そちらで呼ぶのが礼儀ですが、上司であり、幼い頃から世話してきた秀吉ならば、石田三成を幼名で呼ぶこともあったでしょう。

【陣立て】

軍勢の配置や編制






秀吉の家来たちを集めて軍議 真田丸
秀吉の家来たちを集めて軍議スタート。
居並ぶ家来たちの中央に置かれた紙がありますが、これが今回の北条攻めの陣立てが書かれた表ですね。


陣立ての表 真田丸
一瞬アップになりましたが・・・


陣立て表を縦に見ると 真田丸
画像を縦にしてよく見ると、名前と人数が書かれているのがお分かりでしょうか。
陣立てと言っても、誰がどこに兵を配置するのかといったことより、誰が何人の兵を連れて来て、誰の指揮下に入るのかが書かれた表であることが分かります。
そもそも配置を言うならば、地図があるべきですからね。
※地図での作戦説明も後ほど行われますけども。


陣立てに従う徳川家康 真田丸
この時点で大事なことは、細かい作戦ではなく、誰が何人の兵を連れてくるのかということです。
というのも、秀吉の家来になった武士たちは、自分達の費用で兵士を連れてくるからです。


「大名はそれぞれ、最寄りの大大名の寄騎(よりき)となり、出陣の時はその下知に従う、よろしいか?」石田三成 真田丸
「真田の領地を安堵いたす。いかなる者も関白殿下のお許しの無い限り、真田領を攻めることはない」

第18回「上洛」で、真田家が領土を安堵されるシーンがありました。
安堵とは、今持っている土地を認めてあげるということ。
武士は大名も国衆も自分の領地を守るために戦い、自分の領地を守るために誰かの家来になります。
その代償としてもっとも大きなものは、いざ戦争という時に、自費でその戦争に参加する義務でした。





神流川の戦い 真田丸
戦争に参加し活躍すれば、恩賞が貰える可能性はあります。
しかし、活躍出来るかは、やってみないとわからないところ。
一方、戦争に参加するために兵を準備したり、兵糧を用意することは確実に費用がかかる負担です。
ですので、武士たちとしては、この費用を免れたいという心理が常にあります。
それが揉め事に発展するのもよくあること。
というわけで、まずは誰が何人の兵を出すのか、というこを明確にする必要があるのです。


1589年12月陣立て 真田丸
おそらく、この表が出来るまでに、太閤検地を元にした収入から兵の負担を割り出し、各大名にその収入相応の兵を出すことを交渉しているはずです。



地図 北条攻め 真田丸
その後、地図でそれぞれどういう進路で北条家を攻撃するかも指示が出ています。


合戦 天と地と 
ドラマで描かれる戦いは、大軍同士が激突するシーンが描かれますが、こういった戦いは滅多に起こりません。
というのも、日本は土地が狭く、大軍同士が向き合えるような場所が少ないからです。


鳥居元忠率いる7000 真田丸
道路の整備も進んでおらず、部隊が行軍する場合、狭いあぜ道を行列になって行軍します。
その場合、兵士達は横二列から三列程度に並んで進みます。
横に一人分は歩けるスペースを開けておきます。


伝令 戦国時代
これはいざという時に伝令が通るための通路です。
携帯電話や無線がない時代ですので、行軍中の命令のやりとりは、騎馬武者か徒歩の者が走って伝えるしかありませんので。


ナメた態度に徳川軍も騒然 真田丸
戦場に到着して陣を敷く場合は、敵の状況や土地を考慮して考える必要があるので、まだ戦いが始まっていないこの時点で細かく決める意味はあまりありません。


陣立ての表 真田丸
ですので、このような名前と人数がメインの陣立てを発表しているわけなのです。

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テーマ : 真田丸
ジャンル : テレビ・ラジオ

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