真田丸・第23回「攻略」(2)用語説明と秀吉のお世辞

聚楽第 真田丸
引き続き聚楽第(じゅらくてい)で行われた軍議の解説を用語説明を含めながら続けます。




「総大将は近江中納言秀次様」石田三成 真田丸
「総大将は近江中納言秀次様」

北条攻めの総大将に選ばれたのは、おバカキャラの豊臣秀次。
近江中納言秀次という紹介になっています。
秀次については以前「近江宰相・豊臣秀次である!!との自己紹介。しかし近江宰相などという官職はありません!!というお話」でも触れていますが、この時は参議という官職でした。
そこから出世して、更に上の中納言という官職になっています。
近江中納言という官職は存在しませんが、秀次が近江に領地を持っているため、近江中納言という呼び方をしています。



「徳川殿には、秀次様の後見(こうけん)をお勤めいただきます」石田三成 真田丸
「徳川殿には、秀次様の後見(こうけん)をお勤めいただきます」


【後見】
ある一定の地位に就いた者が未成熟か経験不足である場合、前任者あるいはその地位にある者の親族など関係者がその者を指導、監督すること。
現在でも財産管理を行うための後見人という法律用語で使います。


「戦といっても、城を囲んでも根比べ(こんくらべ)のようなもんじゃ。わざわざ徳川殿に総大将になってもらうまでもあるまい」豊臣秀吉 真田丸
「戦といっても、城を囲んでも根比べ(こんくらべ)のようなもんじゃ。わざわざ徳川殿に総大将になってもらうまでもあるまい

プロローグでも出ていましたが、今回の戦いに動員される秀吉軍の兵は20万を超えます。
それに対する北条軍はせいぜい8万人程度、まともな戦争にはならないと予測されるので、秀吉は「城を囲んでも根比べのようなもんじゃ」と言っています。
つまり戦う前から敵は城に篭もるはずと読んでいるのです。
もし、城を出ての戦いになるならば、「名将として名高い徳川家康が総大将に相応しいのだがなぁ」ということを匂わせているのであって、秀吉一流のお世辞ですね。


「殿下の御意のままに・・・」徳川家康 真田丸
殿下御意のままに・・・」

殿下とは「ユーモラスなはずの上洛ネタがかえって分かりにくいので解説です。」で書いたように、王族など偉い人に対する敬称です。
御意「貴人や目上の人などを敬って、その考え・意向」のこと。
総大将では無いことに少し驚いた様子の徳川家康を少しお世辞気味に慰めた豊臣秀吉といったシーンだったと思われます。
また、秀吉としては、豊臣家の将来を担う豊臣秀次をここで総大将にすることで、その実績にハクをつけておきたいという狙いもあったでしょうね。


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