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真田丸・第23回「攻略」(10)北条攻めに大軍を動員した豊臣秀吉の狙いを解説

「こたびの戦、我らの敵は北条だけではない。未だ臣従を誓おうとしない、陸奥(むつ)、出羽(でわ)の大名ども、奴らもこの強大な軍勢を知れば、いずれ必ず、頭(こうべ)を垂れてまいる」豊臣秀吉 軍機 真田丸
「こたびの戦、我らの敵は北条だけではない。未だ臣従を誓おうとしない、陸奥(むつ)、出羽(でわ)の大名ども、奴らもこの強大な軍勢を知れば、いずれ必ず、(こうべ)を垂れてまいる」

そのためには「むしろ早く決着がついては困る」とまで言い切る豊臣秀吉。

【臣従(しんじゅう)】
家来として従う

【頭を垂れる】
頭を下げるの意味



秀吉の発言を地図で整理
秀吉の発言を地図で整理してみます。
オレンジの部分は豊臣秀吉の家来になっている土地。
緑の部分が北条家です。
今回、秀吉が言った陸奥と出羽は赤丸で囲ったところ。
それ以外にも下野(しもつけ)や常陸(ひたち)があるのですが・・・


佐竹義宣(よしのぶ)
その地域で有力な大名だった佐竹義宣(よしのぶ)は、既に秀吉に臣従を誓いたいと申し出ており、このため秀吉は下野と常陸については言及しなかったのだと思われます。
ドラマでは1590年4月のことが描かれていましたが、佐竹家は翌月には軍勢を引き連れて、秀吉の正式な家来となります。
※ここまでドラマでは全く触れられていないので、今後も出演は無さそうですけども。


※画像は大河ドラマ「独眼竜政宗」の最上義光
また、地図で赤丸をつけた出羽で有力な大名・最上家もまた、既に秀吉の家来になることを前提に外交交渉中です。
※画像は大河ドラマ「独眼竜政宗」の最上義光


伊達政宗 真田丸 白装束 降伏
というわけで、実は問題は陸奥だけでして、陸奥の有力な大名は伊達政宗でした。
この時点で、秀吉の家来になることを拒否していたのは、伊達政宗だけだったわけです。
北条氏政がやたらと伊達家の援軍を期待していたのは、北条と伊達が協力して豊臣家と対抗するという約束をしていたからです。
しかし、ドラマでも描かれていたように、6月にはこの伊達政宗も降伏することになります。
まさに豊臣秀吉の狙い通りの結果となったわけです。


伊達政宗 真田丸 白装束 降伏
北条家攻略にこれだけの大軍を動員したのは、北条家を滅ぼすだけが目的ではなく、圧倒的な力を見せつけることで、去就に迷っていた大名たちを家来にするためだったのです。
秀吉を無視していた伊達政宗だけでなく、家来になると言ってきていた佐竹や最上も、完全に家来になるまでは、のらりくらりと引き伸ばしをはかる可能性だってあるわけですから。


お父さんは策が上手くいってニッコリ 真田丸
コイツみたいに(笑)

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テーマ : 真田丸
ジャンル : テレビ・ラジオ

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