真田丸・第二回「決断」(7)小山田信茂の降伏が許されなかった本当の理由とは

織田軍に降伏する小山田信茂一行 真田丸
織田軍に降伏する小山田信茂一行


こちらが勝者・織田信長の息子・織田信忠。 真田丸
こちらが勝者・織田信長の息子・織田信忠
後ろにある永楽銭の旗は織田家の旗です。
真田の六文銭の旗とも関わるという説もありますが、
おそらくその話は後日出てくるかと思いますので、ここでは触れません。



「我が岩殿城と兵2000。信長公にさし上げまする」小山田信茂
「我が岩殿城と兵2000。信長公にさし上げまする」

裏切り者の小山田信茂です。
差し上げますと言っても、本当にあげるわけでなくて、そのままその岩殿城と、
兵2000を率いる身分のまま、織田信長に仕えたいと言っているわけです。
兵士2000と言っていますが、兵士を養っていくには当然領地からの収入も必要なので、お
城も領地も身分も全部そのままでたのんます!!と言っているわけですね。



「即刻首をハネよ」織田信忠
「即刻首をハネよ」

織田信忠にキレられて、処刑を言い渡されてしまいましたねぇ。
前の主人を裏切るような不忠者はいらないとのこと。


「それは穴山梅雪も同じでございます、なにゆえ私のみがこのような!!」小山田信茂
「それは穴山梅雪も同じでございます、なにゆえ私のみがこのような!!」

まあ、たしかにそう思いますよね。
それにしても温水さん、いい表情するなぁ(笑)


織田家重臣・滝川一益 真田丸
この状況を解説してくれるのは織田家重臣・滝川一益(たきがわかずます)さんです。

小山田とやら、わかっておらぬようだな。
木曽も穴山も我らの調略によってこちらについたのだ。
お主はどうだ?
勝頼の側近くにおりながら、いっときの恐れに負けて、主君を見捨てたただの卑怯者じゃ。



【調略】
戦争前の裏工作といった意味


つまり、現代の会社に例えて言うとこうなります。

木曽さんや穴山さんは、こちらのヘッドハンティングを受けて、こちらについたのだ。
会社が倒産しそうになったからって、前の社長を見捨ててたお前は卑怯者だぜ



といった感じです。

小山田信茂、ぐうの音も出ない(笑) 真田丸
小山田信茂、ぐうの音も出ない(笑)

実際のところは、滝川一益の言うような人としてのモラルの問題だけではなかったでしょう。
降伏を許せば許すほど、降伏した武将に領地を与えなければなりません。
そうなると、織田信長の新しい領地が減るといった都合もあります。
実際、これ以降、織田信長は降伏を許さない方針に切り替わっていきます
そういうタイミングだったことは小山田信茂は不運だったわけです。
主人の大名家が衰えれば、敵の大名に裏切るのは戦国時代の常。
小山田信茂は当時の常識にしたがっただけだともいえますよね。
そうじゃないと、そもそも新府城を出る時に
武田勝頼にしたがった兵が600人だけだった説明がつかないわけです。


木の器は首桶 真田丸
この木の器は首桶といって、討ち取った武将の首を入れておくところです。
もちろん、武田勝頼の首が入っているわけで、それを小山田信茂に見せるとは、なかなか悪趣味ですな(汗)
この後、この首は京都に運ばれて晒し者にされる運命です。
敵対した武将の首をさらし首にするのは、当時はよく行われていました。

つづく

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