真田丸・第二回「決断」(8)信繁が織田家がすぐに攻めてこないと読む根拠を掘り下げてみた

今後の方針を家来たちと話し合う真田昌幸 真田丸
今後の方針を家来たちと話し合う真田昌幸


一方、主人公・信繁は廊下で刀の手入れ。 真田丸
一方、主人公・信繁は廊下で刀の手入れ
まだ幼い信繁は、公式の会議に出れないようですね。
※後に「次男坊だから出られない」と言及するシーンもありますが・・・。
ここで、信繁は、織田が攻めてくると騒ぐ三十郎をたしなめます


信繁の読みは

武田を滅ぼした後、織田がまっさきにやらなくてはいけないことはなんだ?
甲斐を治めること。
武田という主を失って、甲斐の領民たちはバラバラだ。
まずそれを治める。
攻めてくるのはその後だ。



ということ。
実際、戦国武将が戦いに勝った後も、
その領地を治めるのにいろいろとやることがありました。

思いつくことをざっとあげると

【論功行賞】※戦争での活躍で褒美を決める行為
この戦争での活躍度を評価して褒美を分け与えます。
この活躍度を調べる専門の役人もいました。
命懸けの戦争をした結果の褒美ですから、
下手な査定をすると争いのもとになるので、どの大名も慎重に行いました。
現在のスポーツ選手 真田丸
現在のスポーツ選手でも、年俸に不満で揉めることがありますよね。
生死が賭かっていないことでもこうですから、
当時の論功行賞を下手にすると大変なことになるのは容易に想像がつくでしょう。
近く織田信長が明智光秀に裏切られますが、この理由も要約すると論功行賞への不満とも言えるでしょう。


【税を定める】
当時の税は米で納める年貢がほとんどです。
つまり、米の取れ高を調べないと、年貢を取り立てることも出来ませんでした。

隠し田 真田丸
隠し田といって、山の中などにこっそり田んぼを作って、年貢をごまかそうとする百姓もいました。
今も昔も脱税者は絶えないのです。

当時の百姓にとっては、武田家が滅びて織田家になったと言っても、
現代人が選挙によって政治家が代わった程度の興味だったと思います。
それより、年貢が増えるのか、減るのかが心配だったでしょうね。


【揉め事をおさめる】
武田家時代に不利な裁判判定をされた者が、支配者が代わったと同時にその仕返しをしようとするのかよくあることでした。
これも下手に裁いてしまうと、一揆に発展する恐れもあり、大名としては疎かにできない問題なのです。


【百姓を呼び戻す】
百姓 真田丸
戦争の難を避けて、百姓が逃げてしまっていることが多々あります。
まあ、当然ですよね。
年貢を得るには、百姓が田んぼを耕してもらわないと話にならないので
、離散して住民を呼び戻しすことも必要でした。


【軍事拠点の修復】
燃える新府城 真田丸
新府城が燃やされるシーンがあったように、戦争で城や砦が焼き落ちてしまっています。
まだ周囲には織田家に敵対する大名がいるので、
攻められた時の準備として、軍事拠点の修復も欠かせません。

だから織田家が攻めてくるまでに、まだ時間があると信繁は読んでいるのですね。

つづく
関連記事

テーマ : 真田丸
ジャンル : テレビ・ラジオ

コメントの投稿

非公開コメント

スポンサードリンク01
カテゴリ
プロフィール

うんちく仙人

Author:うんちく仙人
このサイトでは、歴史に興味が無い方でも、歴史ドラマをドラマとして楽しめるように手助けする趣旨で書いております。
特にドラマは好きだけど、歴史はあんまりわかんないという女性の一助になれば幸いです。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
スポンサードリンク02
RSSリンクの表示
リンク