真田丸・第25回「別離」(7)沼田城主になり、大名になった真田信幸は、従業員から社長になった

ナレーション 「さて、沼田城主となった眞田信幸は、2万7000石の大名として、領地の経営に追われている」真田丸
ナレーション
「さて、沼田城主となった真田信幸は、2万7000石の大名として、領地の経営に追われている」

ナレーションだけでサラッと流されていますが、結構、重要な部分かと思いますので、解説しておきたいと思います。



「使えるなぁではありませぬ!!」真田信幸 真田丸
ナレーションを注意深く聞くと、信幸は「城主」となり「大名」になったことが語られています。


「この沼田城の城主は私です」真田信幸 真田丸
「この沼田城の城主は私です」

と、信幸自身も言っています。
ドラマを見ていても、混同しやすいのですけども、単に城を任されていることと、城主になっていることは意味が違います。


「城代、鈴木主水様はご自害の模様でございます」佐助 真田丸
城代(じょうだい)、鈴木主水(もんど)様はご自害の模様でございます」

以前、北条家を攻めるきっかけとなった名胡桃城が落とされた事件の時、佐助は「城代、鈴木主水」と言っていますよね。
城代とは「城の守備や領地の管理を任された人」のことです。
現代風に言うと、雇われ店長。
お店の運営の決定権はある程度ありますが、お店そのものがその人のモノになっているわけではありません。
鈴木主水は当然いくらかの禄(給料)を貰っていたでしょうが、名胡桃城周辺の収入を全て貰えたわけではないですし、そもそも所有権が鈴木主水にはありません。


「娘婿の茂誠(しげまさ)様がお守りするのが一番だと殿がお決めになったのです」高梨内記 真田丸
「娘婿の茂誠(しげまさ)様がお守りするのが一番だと殿がお決めになったのです」

今回でいうと、小山田茂誠が、岩櫃城の守りにつくように殿が決めたというセリフが出てきていますが、これは岩櫃城とその周辺の運営管理を任されたのであって、岩櫃城そのものを貰ったわけではありません。
つまり、小山田茂誠もまた、城代として岩櫃城に向かったことになります。




「この沼田城の城主は私です」真田信幸 真田丸
「この沼田城の城主は私です」

しかし、今回の信幸は城主となり、2万7000石の大名になったのです。
城主ということは、沼田城は真田信幸の持ち物になったということ。
2万7000石の大名になったというのは、沼田城周辺の領地を真田信幸が貰ったということです。


お米が兵糧
ちなみに2万7000石というのは、領地の価値を表します。
米の取れ高のことで、当時の大名は米を年貢(税)として取るのが基本的な収入ですので、貰った領地を表すのに広さなどでは言わず、米の取れる量で表現しました。
物凄く広い土地でも、米が取れないとほとんど無価値だったのです。


「貴殿のお嫌いな、卑怯な手を使ってもよろしゅうございますか」真田昌幸 真田丸
話を戻します。
今回の件をを真田家として見ると、真田家の領地が沼田城という城とともに2万7000石増えたということになるのですけども、別の見方をしますと、信幸が独立したとも言えます。
現代風に言いますと、これまでは父・真田昌幸の経営する真田土建の部長として仕事を指揮してきた真田信幸ですが、この度、新たに真田工務店という別会社を沼田で設立し、社長になったのです。
これまで同様、仕事をするにあたっては、互いに協力しますが、経理は別になります。
つまり、真田土建の部長として給料を貰っていたのが、真田工務店のオーナー社長として、経費を差っ引いた利益を受け取れる立場になったわけです。


「なんか言ってやらんと悔しくてな」真田昌幸 真田丸
今後は、真田グループの最高指揮官である父・真田昌幸の指揮監督下にはあるものの、いざとなれば真田信幸独自の動きが出来る立場になったと言い換えてもいいでしょう。

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第26回でも
昌幸が、おぬしはワシの息子としてではなく一国の大名として呼ばれたのじゃ
と一国の領主として独り立ちことがわかる台詞をいれてましたね

殿、まあ一杯と酌をする草刈昌幸がうれしげなのと、こそばゆい感じの大泉信幸がいい感じでした

Re: タイトルなし


> 殿、まあ一杯と酌をする草刈昌幸がうれしげなのと、こそばゆい感じの大泉信幸がいい感じでした

素直に喜ぶ昌幸がいい感じでした(笑)
しかしまあ、これが後々の展開に大きく関わっていくことになるわけですけども。
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