真田丸・第27回「不信」(3)厄介払いとか、そういう単純な話ではない養子縁組

「太閤殿下よりお達しがあり、私は小早川家に養子に出されることになりました」小早川秀秋 真田丸
「太閤殿下よりお達しがあり、私は小早川家に養子に出されることになりました」

元気の無い豊臣秀俊に理由を聞くと、養子に出されることが決定したとのこと。




「小早川というのは、毛利の一門」真田信繁 真田丸
「小早川というのは、毛利の一門」

と、信繁が言っていまが、毛利家と言えば、一番有名なのは・・・


※画像は大河ドラマ「毛利元就」の毛利元就
毛利元就(もとなり)。
大河ドラマの主人公になったこともあります。
その毛利元就の子が・・・
※画像は大河ドラマ「毛利元就」の毛利元就


※画像は大河ドラマ「毛利元就」の毛利隆元
跡継ぎの毛利隆元(たかもと)。
※画像は大河ドラマ「毛利元就」の毛利隆元


※画像は大河ドラマ「軍師官兵衛」の吉川元春
次男の吉川元春(きっかわはるいえ)。
※画像は大河ドラマ「軍師官兵衛」の吉川元春


※画像は大河ドラマ「軍師官兵衛」の小早川隆景
三男の小早川隆景(こばやかわたかかげ)でした。
※画像は大河ドラマ「軍師官兵衛」の小早川隆景


※画像は大河ドラマ「毛利元就」の毛利元就
三人は実の兄弟ですが、苗字が全員違いますね。
これは弟たちが養子に出ているからです。
吉川家も小早川家も国衆程度の力を持つ一族で、その家の養子になり、あとを継ぐことでていよく乗っ取ったのです。
毛利元就は、あまり戦争をせずに勢力拡大をする名人でしたが、子どもたちもこのようにして勢力拡大に利用したのでした。



毛利家の3本の矢
有名な毛利家の3本の矢のお話は、この三兄弟が仲良く協力しなさい、ということを説いた逸話です。


※画像は大河ドラマ「軍師官兵衛」の毛利輝元
ところが、肝心の跡継ぎである毛利隆元が早死してしまったため、隆元の子である毛利輝元(てるもと)が後を継ぎます。
吉川元春と小早川隆景は、この輝元を支えて毛利家を守っていくことになります。
どちらも苗字に「川」の文字が入っているため、「毛利の両川(りょうせん)」と呼ばれ、毛利家の運営に深く関わる重臣になっていきます。
※画像は大河ドラマ「軍師官兵衛」の毛利輝元


そして織田信長 真田丸
このように、息子を養子に出して、その家を実質的に乗っ取るといった行為は、当時珍しいことではなく、例えば織田信長もやっています。
養子を貰う側からすると、家そのものは乗っ取られますが、力の強い大名の子を跡継ぎにすることで、家来たちの安全は確保されるので、双方にとってメリットがあることだったのです。


豊臣秀次と小早川秀秋 真田丸
今回の豊臣秀俊の養子話も、当然、豊臣家にとっての勢力拡大という要素が強いものです。
ですので・・・


「始まったぞ、厄介払いが・・・」豊臣秀次 真田丸
「始まったぞ、厄介払いが・・・」

という秀次の意見は、あまりにも短絡的と言えるかもしれません。
ただし、他家に養子に出すということは、言い換えると実家の跡は継がせないという意味でもあるので、「厄介払い」が完全に的外れとは言えませんがね。

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真田丸では、明確に対立するのではなく歯車がかみ合わなくて秀次が自滅していく感じですね。こういうとき秀長叔父がフォローしてたんでしょうね。

(小向)秀吉も捨に確実に権力を継がせたいという欲はでてきたようだが、一族を蔑ろにしてまでというわけではないようですし…とはいえそのためか一代成り上がりのため、一族の基盤が弱いという焦りがあって、秀次に厳しいんだと思いますね。

でも秀次には伝わらない、ワンマン気質の悪い癖で決めた後継者地位を譲ったのに、相談することなく勝手に動いてしまう
繊細な秀次はそれに過敏に反応してしまうんですね。

秀吉は孤独なワンマン経営者の色彩がつよくなってきました

Re: タイトルなし

> 真田丸では、明確に対立するのではなく歯車がかみ合わなくて秀次が自滅していく感じですね。こういうとき秀長叔父がフォローしてたんでしょうね。

今のところ、そういう流れですねぇ。
実際には秀次の方にも側近衆がいて、ある程度権力争いの形だったと想像します。
秀次が本当に「秀頼が次の関白」と思っていても、秀次の側近がそう考えるとは思えませんし。

> 秀吉は孤独なワンマン経営者の色彩がつよくなってきました

最後は凄惨な結果になるわけですから、次回あたりで秀吉がブチ切れるのでしょうかね。
今の流れで秀次の最後につなげると、ちょっと唐突になっちゃいますし。
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