真田丸・第28回「受難」(1)豆州(ずしゅう)と呼ぶほうが正しい戦国時代の感覚

「やはり官位を返上しようと思うのです」真田信幸 真田丸
「やはり官位を返上しようと思うのです」

弟のお陰で官位を貰ったことがよほど気になるらしく、官職・伊豆守(いずのかみ)を返上したいと言い出す真田信幸。



「豆州(ずしゅう)」真田昌幸 真田丸
「豆州(ずしゅう)」

伊豆守が気に入らないなら、豆州なら良いだろうとばかりの父・真田昌幸。


伊豆守
豆州とは伊豆を別の言い方をしただけです(笑)


武田勝頼 真田丸
武田勝頼が収めていた甲斐(かい)の国は甲州(こうしゅう)。


「ワシも髻(もとどり)を切る。その覚悟で殿下に申し上げる所存」上杉景勝 真田丸
上杉景勝の治める越後は越州(えっしゅう)。


「かしこまりました・・・」真田昌幸 真田丸
真田昌幸の領地がある信濃は信州(しんしゅう)。
信州は今でもスキー場の名前に残っていたり、信州大学があったりで、聞き馴染みのある方も多いかも。


「それも困ります」真田信幸 真田丸
「それも困ります」

そして、伊豆は豆州。
ちょっと言い方を変えてるだけです。
このように官職を貰った場合、その官職で呼ぶのが当時の常識です。
名前については以前「ここがこだわり、真田丸での名前の取り扱い」でも触れましたが、諱(いみな)で呼び合うことは本来めったにありません。
諱とは真田源三郎信幸の場合、信幸の部分です。


「従五位下、豊臣信幸。よろしく伊豆守に任ずべし」 真田丸
今回信幸は
従五位下(じゅごいのげ) ※官位
伊豆守 ※官職

を貰ったので、現在は

真田  ※苗字
源三郎 ※名前
伊豆守 ※官職
信幸  ※諱

がフルネームです。
ながっ(笑)

現在でもよほど仲の良い友達か、親兄弟ぐらいしか下の名前で呼びませんが、それはこの当時も同じこと。
他人が信幸を呼ぶ場合に「信幸殿」はありえませんし、「源三郎殿」は馴れ馴れしい。





「真田伊豆守」豊臣秀吉 真田丸
「真田伊豆守!!」

そういうわけで、真田殿とか、伊豆守殿とかと呼ぶべきでしょうね。
ちょっとひねって、伊豆を豆州と言い換えると、更にオシャレというわけです(笑)



橋下徹
これは橋下徹大阪市長(※元市長ですけど)を徹さんと呼ぶのは、よほど仲の良い人だけ、というのと同じこと。
良識のある人なら
「橋下さん」と呼ぶでしょうし、敬意を込めて丁寧に呼ぶなら「橋下大阪市長」となるでしょうか。
この感覚に近いです。



「お主を豆州と呼ばせてくれ。のう、豆州よ」真田昌幸 真田丸
「お主を豆州と呼ばせてくれ。のう、豆州よ」

というわけで、これからは豆州か伊豆守と読んであげてください(笑)
そのほうが通っぽいですし。
ただし、これを忠実に再現するとややこしいので、今後も「信幸」とか「信繁」とか呼び合うことは、ドラマとしては仕方ないこととも思います。
真田丸は、最近のドラマの中では、この名前の扱いにこだわりを持っている方だと思いますよ。


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真田太平記でも豆州と呼ばれてましたね
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