真田丸・第29回「異変」(1)薫は菊亭晴季の娘じゃなかったのか??

「真田信繁は秀吉の肝いりで、大谷吉継の娘・春を正室として迎えた」真田丸 結婚
「真田信繁は秀吉の肝いりで、大谷吉継の娘・春を正室として迎えた」

【肝いり】
双方の間を取りもって心を砕き 世話を焼くこと

こうやって、秀吉が世話を焼いて、結婚させることで、より秀吉に忠誠を誓わせようという意図があるのです。
用意が整い次第、真田家の人たちにも春を紹介したいと申し出る信繁でしたが・・・






「その前に父上、一つ伺っておきたいことがございます」真田信幸 真田丸
「その前に父上、一つ伺っておきたいことがございます」

兄・信幸は質問があるようです。


「母上のご出自のことです。私たちは菊亭晴季(きくていはるすえ)卿の娘だと、ずっと聞かされておりましたが、それは間違いなのでしょうか?」真田信幸 真田丸
「母上のご出自のことです。私たちは菊亭晴季(きくていはるすえ)の娘だと、ずっと聞かされておりましたが、それは間違いなのでしょうか?」


【出自(しゅつじ)】
出身・生まれのこと

【卿(きょう)】
高位の官職に対する呼称
日本の場合は主に貴族・公家を呼ぶときに付けます。



「薫は菊亭晴季卿の娘ではない。侍女だ」真田昌幸 真田丸
「薫は菊亭晴季卿の娘ではない。侍女だ」

侍女はもちろん、二人目の娘を表す「次女」ではありません。
お手伝いさんの方です。


「まさか・・・」真田兄弟 真田丸
「まさか・・・」

これには真田兄弟もビックリ。


「大昔の話じゃぁ。信玄公に習い、ワシも公家の娘を娶ろうと、いろいろ掛け合ったが、相手にされず。ただ一人食いついたのが、晴季卿の母御に仕えておった薫じゃ」真田昌幸 真田丸
「大昔の話じゃぁ。信玄公に習い、ワシも公家の娘を娶ろうと、いろいろ掛け合ったが、相手にされず。ただ一人食いついたのが、晴季卿の母御に仕えておった薫じゃ」

と説明する父・昌幸。


亡き父武田信玄の霊が勝頼の前に 真田丸
信玄公は武田信玄のこと。
昌幸にとっては、以前の主人です。
ここまでドラマを見てきた方ならば、武田勝頼のお父さんといったほうがわかるでしょうか。



三条の方 信長の野望
信玄は三条の方という貴族の娘を妻にしています。
当時は貴族の娘と結婚するというのは、物凄いステータスだったのです。
夫婦仲も良かったらしく、信玄との間に沢山の子もできています。
ドラマに関係した人物だけで言っても・・・


生き延びることを諦めたかのような北条氏政 真田丸
北条氏政の妻は、信玄と三条の方の娘です。
ドラマの時点では離婚してしまっていますけども。


「上様は突然気が変わって、それがしの所領を召し上げたりしないでしょうか」穴山梅雪
ドラマで武田勝頼を裏切った穴山梅雪の妻も、三条の方の娘です。


武田勝頼 真田丸
ただし、武田勝頼は信玄が別の女性に生ませた子ですので、三条の方の息子ではありません。


「別の菊亭かと・・・」薫 真田丸
話が逸れました。
薫さまの出自については、要するに諸説あってよくわからないというのが実情なのですけども、菊亭晴季ほどの貴族が、武田家の家来に過ぎない真田昌幸に娘をやるはずがないというのが、一般的な見解です(汗)
ドラマでは「菊亭晴季の母の侍女」という説明でしたが、実は先述した三条の方の侍女だったという説もあります。
薫の言うように菊亭晴季の娘という説も一応あり、この説を合わせて、今回の設定は作られているようです。


「母上もいたたまれないでしょうねぇ」真田信繁 真田丸
「母上もいたたまれないでしょうねぇ」

ドラマでは見栄を張る母を気遣う息子たちですが、これが事実だったとしたら、息子たちのショックも大きかったでしょうね。
当時は血筋に対する信仰の強い時代です。
二人も菊亭晴季という偉い貴族の血を引いているという誇りを持って生きてきたはずですから。
現代人からすると、聞いたこともない菊亭晴季より、真田家の方がずっと凄いのですけども、当時の人たちの感覚はまた違うのです。


「父は、菊亭晴季です!!」薫 真田丸
「父は、菊亭晴季です!!」

いずれにせよ、信濃の田舎で嘘をつくのはいいですが、京都では黙っていたほうがいいと思うのですけども・・・(汗)


【薫関係の過去記事】
真田丸・第28回「受難」(4)薫さまは結局誰の娘なの?
真田丸・第11回「祝言」(3) 母・薫(かおる)は公家(くげ)出身だった?そもそも公家ってなに?

関連記事

テーマ : 真田丸
ジャンル : テレビ・ラジオ

コメントの投稿

非公開コメント

スポンサードリンク01
カテゴリ
プロフィール

うんちく仙人

Author:うんちく仙人
このサイトでは、歴史に興味が無い方でも、歴史ドラマをドラマとして楽しめるように手助けする趣旨で書いております。
特にドラマは好きだけど、歴史はあんまりわかんないという女性の一助になれば幸いです。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
スポンサードリンク02
RSSリンクの表示
リンク