真田丸・第33回「動乱」(3)お身内であっても、小早川秀秋が毛利輝元を説得しにくい理由

「金吾様は私が戻るまでの間、毛利様をご説得いただきたい」石田三成 真田丸
金吾様は私が戻るまでの間、毛利様をご説得いただきたい」

金吾様は小早川秀秋のこと。
自分が大阪城で徳川家康を打つ命令を正式に貰ってきている間に、毛利様を説得して欲しいという石田三成。

【金吾中納言に関する過去記事】
真田丸・第33回「動乱」(2)久々に登場の板部岡江雪斎は、徳川家の密偵だったのか??



老衆・毛利輝元 真田丸
石田三成が言っている「毛利様」は、老衆(おとなしゅう)の毛利輝元のこと。
石田三成としては、石田vs徳川という図式にするのは不利なので、あくまで豊臣vs徳川としたかったわけです。
そのためには、徳川家康以外の老衆を説得し、味方につけておきたかったのですね。


「私が!!」小早川秀秋 真田丸
「私が!!」

この指示に小早川秀秋はビックリ。
ちなみに立場的には、石田三成が秀吉の親戚である小早川秀秋に指示を出すことは出来ません。
ですので「お願い申し上げる」と言っていますね。
あくまでも「お願い」なわけです。


「毛利様を説き伏せるのが荷が重い」小早川秀秋 真田丸
「毛利様を説き伏せるのが荷が重い」

さっそく弱音を吐いいる小早川秀秋(笑)


「お身内ではございませぬか・・・」真田信繁 真田丸
「お身内ではございませぬか・・・」

と、励ます真田信繁ではありますが、これは少々無理があるというもの。





「この子をゴタゴタに巻き込むのは止めてちょ~だぁ」寧 真田丸
「この子をゴタゴタに巻き込むのは止めてちょ~だぁ」

と、寧さんが言っていることから分かるように、実のところ、血筋としては寧さんの親戚にあたります。
寧さんの兄の息子ですので、甥っ子ですね。


「太閤殿下よりお達しがあり、私は小早川家に養子に出されることになりました」小早川秀秋 真田丸
「太閤殿下よりお達しがあり、私は小早川家に養子に出されることになりました」

ただし、以前ドラマ内で「養子に出される」といった話がありました。
この時点でようやく小早川家の養子となったわけです。
小早川家は毛利家と血の繋がりがある家なので、一応、親戚になったわけではあります。
信繁は「お身内ではございませぬか・・・」と言っていますが、この養子になったのは、実のところまだ5年ほど前の話に過ぎません。


「ゆくゆくは、京から天子様をお迎えしようと思っておった。平清盛が成し遂げたことをワシはとうとう出来なんだ」豊臣秀吉 真田丸
しかも、養子になった時は豊臣秀吉は生きていました。
毛利家の重臣である小早川家の養子にすることで、体よく毛利家の一部を乗っ取ろうとした秀吉の作戦であったでしょう。
秀秋が後を継げば、小早川家の領地はまるまる秀吉の親戚である秀秋のモノになるからです。
当然、こういった経緯からいって、この養子は秀吉のゴリ押しであり、秀秋は喜んで迎えいられれた養子では無かったのです。


「秀頼のこと頼む」豊臣秀吉 真田丸
そしてご存知の通り秀吉は死去。
秀秋は後ろ盾をなくしたことになります。
「お身内」と言っても、秀吉がゴリ押しした養子縁組。
そのゴリ押しした秀吉も今は亡く、秀秋の立場は非常に不安定なものであったでしょう。
そんな中、身内とは言っても血の繋がりの無い他人である毛利輝元を説得するのは、小早川秀秋にとって荷が重い仕事であったことは、致し方ないところではあったでしょうね。
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