真田丸・第38回「昌幸」(8)イケメン豊臣秀頼には、もう天下人になる目は無いのかを検証してみた

豊臣秀頼 真田丸
「皆、支度は整っておるか」

鷹狩りをするのに集まった家来たちに顔見せするイケメン秀頼。
頼もしい若者に育ちましてね。




「将軍の位を息子に譲ったということは、今後は徳川が政(まつりごと)を行うと世に知らしめたということ。秀頼公が天下人になる目は失われました」真田信繁 真田丸
「将軍の位を息子に譲ったということは、今後は徳川が政(まつりごと)を行うと世に知らしめたということ。秀頼公が天下人になる目は失われました

ところで、信繁はこう言っていますが、豊臣秀頼が天下人になる目は、本当に失われたのでしょうか?


「右大臣、豊臣の秀頼公おなりである」片桐且元 真田丸
右大臣、豊臣の秀頼公おなりである」

鷹狩りをするにあたって、片桐且元が誇らしげに秀頼公の来訪を継げるシーン。
ここで片桐且元が右大臣と言っていることに注目ください。
右大臣は正二位というランクの官位でかなり偉いのですが、それでも父・秀吉が貰った関白よりは格下になります。

【官位についての過去記事】
真田丸・第27回「不信」(5)従五位下(じゅごいのげ)?左衛門佐?
真田丸・第17話「再開」(1) 秀吉「大名たちの官位をあげるよう頼んできたわ」 公家と官位について解説
真田丸・第14話「大阪」(10)じゅごいのげ?かずえのかみ?


「同じ年、孫娘・千姫を豊臣秀頼に輿入れさせ、その権勢は絶頂を迎えようとしている」徳川家康 真田丸
一つは「真田丸・第38回「昌幸」(5)着々と地盤を固めるエゲつない徳川家康を解説」で書いたように、秀頼が関白になれないように、徳川家康が他の貴族を既に関白にしてしまっているということが理由にあります。
秀頼からみれば、父・秀吉が予定していた関白にはなれず、右大臣という官職のままストップしているということなのです。



大御所・徳川家康 真田丸
ただし、これは秀頼が関白になる目を完全に潰したとは言えないでしょう。
あくまで関白という役職が豊臣家の間で世襲されないということを世に示したに過ぎません。
秀頼が勢力を盛り返せば、再び関白になることも十分にありえるわけです。


「氏政は死んでもらおうか」豊臣秀吉 真田丸
元々、秀吉だって、単なる百姓から出世して関白になったのです。
右大臣から関白になることは、余裕で射程範囲と言えるでしょう。
もちろん、これには徳川家康が反対するでしょうから、家康を押さえ込むことが出来ることが最低条件になるわけですが・・・。


「家康は征夷大将軍を秀忠に譲った」徳川秀忠 真田丸
ナレーション
「家康は征夷大将軍を秀忠に譲った」

また、家康が息子の秀忠に征夷大将軍を譲ったことは、確かに次の世代も徳川家が日本を支配していくことの宣言には違いありません。
しかし、それも徳川家が力を持っていればこそです。


「一つの行き違いがあった。明国は決して降伏したわけではなかった。明の朝廷は秀吉に対し、日本国王の称号を与え、代わりに朝鮮からの撤兵を求めた」真田丸
その好例がまさに豊臣秀吉です。
秀吉が生きている間は、徳川家康も天下を取ることなど出来ませんでした。
何故、徳川家康が力を持ったのか?
それは関ヶ原の戦いで勝ったからではありますが、もっと言えば、豊臣秀吉が死んだからです。
豊臣秀吉が生きていれば、徳川家康が勝つことはなかったでしょうし、そもそも関ヶ原の戦いが起こることすら無かったでしょう。


「この生き地獄、たっぷりと味わうがいい」徳川家康 真田丸
このことは今や徳川家康にも当てはまるのです。
徳川家康が生きている間は、誰も手出しが出来ませんが、家康が死んだらどうでしょうか?
なにも戦争で倒す必要もありません。


豊臣秀頼 真田丸
秀頼は未だ20代前半。
徳川家康は70前後。

なにも起こらなければ、自然の摂理によって、徳川家康は死に、豊臣秀頼の時代がやってくることになります。
徳川家康が死んだとき、相変わらず大名たちが徳川家に忠誠を尽くすのかは非常に疑問です。
彼のほとんどは、豊臣秀吉を裏切って徳川家康に付いたのです。
今度も同じことをしないと、どうして言えるでしょうか?


「いかんのう・・・」徳川家康 真田丸
「いかんのう・・・」

だからこそ、豊臣秀頼が立派な若武者に成長したことを知り、徳川家康は恐れたのです。
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