真田丸・第39回「歳月」(7)小野お通が言う高台院って誰?

「幾度もおいでをいただきながら、申し訳ないんどすけど、高台院(こうだいいん)さまは俗世を離れて」小野お通 真田丸
「幾度もおいでをいただきながら、申し訳ないんどすけど、高台院(こうだいいん)さまは俗世を離れて、もはや滅多なことでは人にお会いになりまへん」

信繁が赦免されるようにお願いするために信之が訪ねたのは小野のお通と呼ばれる女性です。
高台院は・・・





「九度山・・・」寧 真田丸
寧さんのこと。
ここまでドラマを見てきた方にはもちろんお分かりでしょうが、秀吉の奥様です。


出家したい寧 真田丸
ドラマでも「出家したい」と言っていましたが、お通さんが「俗世を離れて」と言っているように、この当時、尼さんになっています。
仏教の世界では、一般の世の中俗世(ぞくせ)と言いいます。
俗世を離れたとは、単に隠居する場合も使いますが、正しくは一般の世間とは関係を断って僧になったという意味です。
ですので「滅多なことでは人にお会いになりまへん」わけです。
高台院は尼としての寧さんの名前です。
ドラマでは、北政所(きたのまんどころ)と呼ばれていましたが、尼になって高台院と名乗ったわけです。


「秀頼のこと頼む」豊臣秀吉 真田丸
現代人ではほぼ考えられないことではありますが、大名などの夫を持つ妻が、夫の死後、夫の霊を弔いながら尼になるというのは、ありふれたことでもあります。


「秀頼殿の婚儀が整ったら、出家するつもりだわ」寧 真田丸
ドラマでは関ヶ原の戦いは蚊帳の外といった発言をしていましたが、一般的には徳川家康との仲が深く(※デキていたという話も!!)、東軍(徳川方)が有利になるように立ち回ったという描かれ方が多いです。


「そのような者がおるはずがござらぬ!!」福島正則 真田丸
福島正則のような、豊臣家と縁の深い武将が徳川家康についたのは、寧さんが徳川家康を支持したからだとも・・・。


難しい顔の徳川家康 真田丸
この話は徳川家康が寧を大事に扱ったことから逆算されたお話でしょう。
寧さんは秀吉の妻だけに、俗世を離れて隠居してからも生活費として1万石以上の領地を貰っていました。
1万石と言えば、小さな大名クラスの領地です。
隠居した尼さんの生活費としては十分過ぎるものだったでしょう。
徳川家康は、豊臣家が滅びた後に、更にこの領地を増やしてあげています。



「それに、あのお祈りの節のなんと美しいこと」寧 真田丸
ただし寧と徳川家康がデキていたとか、関ヶ原の戦いで東軍に有利になるように動いたとかは、どうやらこの領地を増やしたことから想像されたものだったようです。
まあ、よくわからないのではありますが・・・。


「昔、よう食べとりゃーでしたでしょう」寧 真田丸
いずれにせよ、寧さんが徳川家康とある程度の友好関係を保っていたことは事実ですし、寧さんが口添えしてくれれば、ひょっとしたら徳川家康も聞く耳を持った可能性はあります。


「いろいろ大変だなもぅ」寧 真田丸
ただしこの時期、木下家という大名の領地について徳川家康に口出ししたため、徳川家康の怒りをかったという記録が残っています。
木下家は寧さんの実家です。
実家のことで怒られたばかりなのに、真田家のために一肌脱ぐ可能性は無かったでしょうけどもね。
※この時徳川家康は「近年、政所老気違」といったそうです。「近年、政所老気違」は「最近、政所(寧さん)は老いて気でも狂ったか」といった意味


小野お通 真田丸
このあたりの事情はともかくも、信繁の赦免を願いたい信之としては、高台院の知り合いとされるお通に口添えしてもらって、継いで高台院に口添えしてもらって、ようやく徳川家康に話をしようとしているわけです。
遠回りですなぁ(笑)


茶々と豊臣秀吉 真田丸
余談ですが、小野お通が懇意だったのは、寧さんではなく茶々さんだったという話もあります。
まあ、ともかくも、有名人と交友関係がある人だったことは確かなのでしょう。


「実はそれがしがここを訪れるのはそれだけが理由ではないのです」真田信之 真田丸
「実はそれがしがここを訪れるのはそれだけが理由ではないのです」

"あなたとこうして時を過ごしていると、実に心が落ち着く"と、恋の告白ともとれる発言をする信之。
ほのかな恋心を抱いているのでしょうか。
実は、信之がお通に思いを寄せていたという説がありますので、そのあたりをこのセリフに込めたのでしょう。
ドラマですから、この後、本当に恋仲になっていくのかは不明ではありますが・・・。
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