真田丸・第41回「入城」(9)幸村が爺ィに変装した本当の理由とは??

老人に変装する真田幸村 真田丸
九度山を脱出し、いざ大阪城に入るというのに、幸村はお年寄りに変装してしまいます。
ドラマでは、この理由を「大阪城に入ると警戒されたくない。九度山の暮らしで疲れ老いた姿になったと敵を油断させるため」と言っておりました。





もとに戻った真田幸村 真田丸
そして結局はトイレで着替えて凛々しい武士姿に戻り、豊臣秀頼との会見に臨むという展開になっておりました。
この爺ィになる設定いるのか?と疑問の方もおられるかと思いますが、これは真田幸村に関する、ある説が元ネタになっているように思います。


稲姫・薫・真田茂誠・まつ 真田丸
それは幸村が九度山に居る時に姉に書いたとされる手紙の内容。

「去年よりにわかに年より、ことのほか病者になり申し候、歯なども抜け申し候、ひげなども黒きはあまりこれなく候」


現代風に言うと「去年ぐらいから急に年老いてきて、病気がちになっております。歯なども抜け、ヒゲも黒い部分はあまりありません」となります。


老人に変装する真田幸村 真田丸
この手紙が事実だとすれば、この年老いた幸村の姿は変装などではなく、実際の姿だったことになります。
※というか、自筆の手紙がある以上、こちらが史実に近いでしょう。




老人に変装する真田幸村 真田丸
なお、この時の幸村は50前。
現代人の感覚だと50前でこの風貌は老けすぎの気もしますが、食物の栄養が不足がちな戦国時代の人たちは、もともと現代人よりずっと老けるのが早かったと言います。
まともな歯医者も無かった時代、九度山で罪人として暮らした真田幸村が、当時の人々と比較して、さらに老けた姿であっても、むしろ普通といえるかもしれませんね。
※当時の日本は入れ歯技術が世界最先端ではあったので、入れ歯だった可能性はあります。ただし、歯医者が歯科技師が入れ歯を作るのではなく、仏像を彫っている職人が作っていたとか。徳川家康も入れ歯だったそうです。



凛々しい真田幸村 真田丸
しかしドラマの絵面的にも、幸村が老けて格好悪くなると、いろいろと具合が悪いという大人の事情が作用したのでしょうか。
シナリオを書く三谷幸喜氏は「実は本当に老けていたのではなく、老けていたフリで敵を油断させたのだ」という新説を作ることでクリアしたようですね。


茶々 真田丸
ちなみに茶々さまの方は出生日に諸説あるのですが、いずれにせよ幸村とほぼ同年代。
つまりこちらも50前です。
いくら贅沢な生活をしていたとはいえ、このような艶やかな黒髪を維持できるものなのでしょうかね??
まあ、こちらも大人の事情という奴でしょう(笑)
※毛染めの技術が広まるのは江戸時代に入ってからだそうです。


真田丸41回終了
それでは次回、放送終了後までしばしのお別れです。
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テーマ : 真田丸
ジャンル : テレビ・ラジオ

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No title

茶々様の黒髪は大丈夫です。
私の祖母は80くらいまで生きましたが染めずにほぼ真っ黒でした。(私が遺伝で受け継いで、未だに数えられる程度しか白髪がないので本物です)
30台で半分くらい白くなっているかたもいらっしゃるので個人差が大きいですね。

現存する最古の入れ歯は1500年代中頃の甘僧の仏姫が用いたものですよね。
実際に使用していた痕跡(すり減り)があるそうですね

Re: タイトルなし

> 現存する最古の入れ歯は1500年代中頃の甘僧の仏姫が用いたものですよね。
> 実際に使用していた痕跡(すり減り)があるそうですね

現存してるんですか(汗)
みたいような、見たくないような(笑)

信繁娘の義歯

今年8月に、真田信繁の娘、阿梅の義歯が初公開されましたよね。以下、その時の報道です。http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201608/20160822_15023.html

Re: 信繁娘の義歯

> 今年8月に、真田信繁の娘、阿梅の義歯が初公開されましたよね。以下、その時の報道です。http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201608/20160822_15023.html

これはまたリアルタイムというか、凄いものが発見されましたね。
それにしてもお寺の物持ちの良さには驚きますねww
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