真田丸・第44回「築城」(4)仕寄せってなに??若い兵士に激怒する徳川家康は史実だった??

仕寄せ 真田丸
ドラマで出てきた仕寄せですが、もう少し詳しく見てみましょう。
それにしても、かなりマニアックな話題です。
大河ドラマは結構見てきましたが、仕寄せについて映像になったのは初めてではないでしょうかね。



仕寄せ 真田丸
仕寄せはドラマでも出てきたように、盾や竹の束で身を守りつつ、城を攻めるためのもの簡易な基地です。
主に鉄砲から身を守るためのもの。
徳川家康の解説によると、この小型の基地そのものを移動させて城を攻めるといったことのようですね。
マイナーなのは、鉄砲が普及した戦国時代後半に出てきた戦い方だからでしょう。
戦国時代後半は戦いの数も少ないですし、なによりすぐに秀吉や家康によって天下統一がなされてしまいますから。


塹壕
近代戦でも穴を掘って身を守る塹壕(ざんごう)と言うものがありましたが、仕寄せは塹壕の先祖のようなものでしょうか。


仕寄せ 真田丸
ドラマでは仕寄せの作り方が違うと自ら指導していましたが、これは「三河物語」という書物が元ネタのようですね。
三河物語はやや創作の部分があると言われていますが、この大阪の陣の時期にも生きていた徳川家の家来が書いたものですから、このお話は本当でしょう。



仕寄せ 真田丸
ただし史実のお話は少し違っていて、家来の一人が仕寄せのやり方を他の部隊の武将に聞きに来ていたので、「お前には古くからの家来を付けてある。その者たちに聞け!!」と怒ったというのが元ネタです。


行く宛もなく軍を進める武田勝頼 真田丸
その古くからの家来というのが、元武田勝頼の家来たちのこと。
徳川家康は、滅びた武田家から積極的家来を採用していましたが、この発言からも、旧武田家の家来たちへの信頼感が感じられますね。


仕寄せ 真田丸
ちなみに日本のこの時代は世界史的にみるとやや特殊です。
この当時の日本は長く戦乱の時代が続いたせいもあり、世界でも有数の鉄砲保有国でした。
鉄砲の威力は既に鎧をほとんど無意味なものにしています。
だからこそ、仕寄せが必要なわけです。
鎧で鉄砲玉を防げるなら、仕寄せなんて不要なわけですからね。
そう、つまりもう、鎧を着ている意味はほとんど無いのです。
意味がないなら、むしろ軽装になって、弾を少しでも避けられる方が良いはずです。
実際、鉄砲の本場ヨーロッパでの戦闘では、戦場の主役であった鎧をまとった騎士が消え失せ、軍服に身を包んだ兵士が活躍しています。


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