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真田丸・第45回「完封」(3)兵糧を贈りたい福島正則と平野長泰の経歴を知ると物語に深みが出ます

「大御所さまから留守居役を命じられた」福島正則 真田丸
「大御所さまから留守居役を命じられた」

真田信幸を訪ねてきたのは、久々に登場の福島正則。
留守居役(るいすやく)は文字にすると分かりやすいですが、お留守番のことです。
左衛門大夫(さえもんのだいぶ)は官職。

【官職についての過去記事】
真田丸・第27回「不信」(5)従五位下(じゅごいのげ)?左衛門佐?



「戦になると聞いて、大阪の屋敷にあった兵糧を秀頼公に差し上げた。それが露見してしもうた。秀頼公の恩為に、何かして差し上げたかったのだ」福島正則 真田丸
「戦になると聞いて、大阪の屋敷にあった兵糧を秀頼公に差し上げた。それが露見してしもうた。秀頼公の恩為に、何かして差し上げたかったのだ」

なんと、徳川家康の敵である豊臣秀頼に兵糧をあげてしまったと告白する福島正則。
実はこの話、史実であります。


平野長泰 福島正則 真田信幸 真田丸
その後、平野長泰まで登場して、共に秀頼に兵糧を送るのを手伝うように迫られる真田信幸。
ここで「賤ヶ岳の七本槍」の話が出ていますので、説明します。
賤ヶ岳(しずがだけ)とは、賤ヶ岳の戦いのこと。
織田信長が本能寺の変で死んで以降、織田家の権力をどちらが握るかを柴田勝家と豊臣秀吉が争った戦いです。


大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」の柴田勝家
柴田勝家はドラマでは出てきていませんが、茶々さんの義理の父ですので、セリフでは登場していましたね。
大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」の柴田勝家

【茶々と柴田勝家の関係過去記事】
真田丸・第43回「軍議」(1)茶々の愛した人たちとは誰なのか??


加藤清正 真田丸
この時、秀吉に勝利をもたらした武将の中で特に活躍したものを賤ヶ岳の七本槍と呼んでいます。
ドラマで登場した人物だけを紹介すると、一番有名なのは加藤清正です。



片桐且元 真田丸
ドラマでは武将としてのイメージが薄い片桐且元ですが、彼も七本槍の一人。


平野長泰 真田丸
そして今回登場した平野長泰(ひらのながやす)。


「そのような者がおるはずがござらぬ!!」福島正則 真田丸
福島正則となります。
※他の3人はドラマ未登場。


加藤清正と福島正則 真田丸
福島正則は加藤清正と並んで、秀吉の遠縁の親戚に当たります。
※ドラマでも出てきた秀吉のお母さん・なかの姉妹の子。
また、幼い頃から秀吉に仕えており、豊臣家への思いは人一倍強かったでしょう。


関ヶ原の戦い・合戦
しかし関ヶ原の戦いでは、福島正則も平野長泰も徳川家康に付いて戦いました。
特に福島正則は大活躍。
この結果、石田三成たちは敗れて、豊臣家が衰退する最大の原因となったわけです。






福島正則 真田丸
おそらく福島正則は、この結果を予測出来なかったのでしょう。
関ヶ原の戦いでは、石田三成も徳川家康も豊臣家の家来として戦いました。
石田三成は「豊臣家をないがしろにする徳川家康を討つ」というのが名目ですし、
徳川家康は「豊臣家を自由にして私利私欲にはしる石田三成を討つ」というのが名目です。
しかし、名目がどうあれ、政治の世界では、結果が大切。
この場合の結果とは、徳川家康が勝ち、徳川家康に敵対する勢力が居なくなったということ。
こうして、徳川家康は少しずつ豊臣家を天下人の位置から追いやり、徳川家を征夷大将軍にしてしまいます。


大阪の陣 真田丸
今回ついに豊臣家と直接の戦争になり、福島正則としては、今の権力者・徳川家康を取るのか、恩義のある豊臣家を取るのかという苦しい選択を迫られることとなったのです。


福島正則 平野長泰 真田丸
結果、ドラマでは豊臣軍には参加しないが、兵糧を送り届けた恩に報いたいという結論に達したようですね。
なんとも中途半端(汗)
実は福島正則自身は留守居役を申し付けられたとは言え、福島軍が大阪の陣に参加していないわけではありません。
家来たちが兵を率いて、大阪城を攻めに行っていることも付け加えておきます。


平野長泰 真田丸
ちなみに平野長泰は、素早く豊臣家を抜け出して徳川家についていたのですが、なにを思ったのか、豊臣方として参戦したいと徳川家康に申し入れたそうです(汗)
当然、許される訳がないですね。
今回の兵糧を送ろうとする話が本当かどうかはともかくとして、福島正則も平野長泰も、豊臣家への恩義と徳川家康との狭間で苦しんでいたことだけは事実のようです。



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ジャンル : テレビ・ラジオ

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