真田丸・第46回「砲弾」(3)見事命中の大砲。しかし、この描き方は少し誤解しそうですのでご注意ください

「徳川軍にイギリスの大筒が到着した」ナレーション 真田丸
ナレーション
「徳川軍にイギリスの大筒が到着した」

大筒(おおづつ)はドラマを見れば一目瞭然ですが、大砲のことです。
ドラマでは大砲が一台だけの登場でしたが、実際にはドラマで出てきたカルバリン砲4門などを含めて、10台以上の大砲で攻撃したようです。





片桐且元 真田丸
その大砲で茶々を狙い撃つために、片桐且元を騙して、茶々の居場所を聞き出す徳川家康。


大阪城の天守閣に命中 真田丸
こうして打ち込まれた大砲が、見事、大阪城の天守閣に命中するというお話の流れでしたが、これはかなり話を簡略化しているのでご注意ください。
まず、当時の大砲は鉄の弾をただ飛ばすだけのモノでして、命中したとしても、爆発したりしません。


大砲
現代人は大砲と言うと、命中して強烈な火柱をあげるシーンを想像するかと思いますが、当時の大砲にそうした威力は無いのです。
大砲の弾が炸裂し、殺傷能力が凶悪になるのは、日本史で言うと幕末の頃。
真田丸の時代からするとまた250年以上先の話となります。


大砲の被害に会う茶々の侍女 真田丸
またドラマでは、茶々を狙った一発目がいきなり天守閣に命中し、その被害で茶々のお付きの侍女が事故死するというシーンになっていましたが、そもそも当時の大砲にそのような命中精度はありません。



大砲の被害に会う茶々の侍女 真田丸
ただし、徳川軍の放った大砲が、侍女たちを殺してしまったのは史実です。
これは何百発と撃ち込んだ弾の一発が奇跡的に茶々の近くに落ちたということなのです。
これにより、茶々さんが戦いを継続していく意思を無くしていくことになるわけですが、たった一発がいきなり命中したのか、奇跡の一発がたまたま命中したのかでは結構意味が変わってくるかと思いますので、あえて記事にいたしました。


片桐且元 真田丸
なお、ドラマでは茶々の居場所を徳川家康に伝えることを躊躇していた片桐且元ですが、実はこの大砲部隊を指揮していたという資料もあります(汗)
イメージ変わりますよね。


会津城
ちなみに幕末、白虎隊で有名な会津戦争では、大阪城が受けたカルバリン砲の何倍も強力なアームストロング砲という大砲の攻撃を受けても、会津城は降伏しませんでした。
最終的には2000発の砲弾を撃ち込まれたとか。
残っている写真を見ても、悲惨なほどボロボロです。
会津城と比べてもっと巨大な城にこもり、命中精度も威力も低い大砲で攻撃され、たまたま当たった砲弾にビビッてしまったという茶々さん。
豊臣家のことを思うと残念でなりません。


真田丸・第46回終了
まあ、茶々さんは何度も落城を経験する悲惨な人生を歩んでいますからねぇ。
思い出してしまったのでしょうか。
それではまた、次回放送終了後お会いしましょう。

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