真田丸・第48回「引金」(5)いったいなにがしたいやら(笑)傍若無人の大野治房を解説

勝手に倉を開ける大野治房 真田丸
勝手に倉を開けて、金銀米を持ち出す大野治房(はるふさ)。
以前から正体不明なキャラではありましたが、やることが無茶苦茶ですな(笑)
ドラマでは、これを契機に浪人たちに金銀を分け与えざる得なくなるという展開でありました。




大野治長を殴る大野治房 真田丸
また、大野治房は夜中に兄・大野治長(はるなが)を襲い、殴打していました。
本当に掴みづらいキャラです(汗)
子供の喧嘩のような逸話ですが、この大野治長が殴られるという事件は実際に起こった事件です。


堀を掘り起こそうとする大野治房 真田丸
ただしドラマでは大野治房自身が大野治長を殴っていましたが、史実では大野治房の家来だった男が大野治長を襲いました。
しかも、その後すぐに自殺してしまったため、この暴行が大野治房の指示であるかは、確証のあるものではありません。
まあ、大野治房の家来が殴ったのだから、誰の指示であったかは、子供でも分かりそうな理屈ではありますが・・・。


「出来の悪い弟を持ったものよ」大野治長と大野治房 真田丸
「出来の悪い弟を持ったものよ」

さて、この大野治房。
兄・治長が「出来の悪い弟」と言っていることから分かるように、治長の弟です。
しかも、母親も大蔵卿局(おおくらきょうのつぼね)ですので、母親も一緒です。
現代人の感覚で言うと、父と母が一緒の兄弟というのは当然という気もしますが、当時の戦国武将は一夫多妻制ですので、父は一緒でも、母が違うというのはよくある話。
まして、このように兄弟仲が悪いのは、大抵は異母弟というパターンが多いのですが、治房と治長は父・母ともに一緒の血の繋がった兄弟でした。



博労渕
この兄弟が仲が悪くなったとされる理由として、ドラマでも出てきた大阪夏の陣の前哨戦である博労渕の戦いなどがあります。
ドラマでは裏切り者を確認するために、真田幸村がわざと敵に攻めさせたというストーリーでした。
それが史実かはともかく、博労渕を始めとした大阪城周辺の陣地が落とされたことにより、それ以外の城外の陣地を守るのが難しくなりました。
そこで豊臣家としては、残りの陣地を捨てて、大阪城の守備に集中しようという方針になったのですが、それに弟・大野治房が反発。
「まだ戦っていないのに撤退など出来ない」
と言って撤退しませんでした。
まあ、この時点で、かなり偏屈な感じではあります(笑)


大野治長 真田丸
そこで兄・大野治長は会議があるといって弟・治房を大阪城に呼び出し、その間に大野治房の部隊を勝手に撤退させてしまいました。
このことを大野治房は深く恨んだと言います。


大野治房を慰める真田幸村 真田丸
ドラマでは真田幸村ら浪人たちの活躍が派手で目立たない大野治房ですが、実際は浪人たちと並んで、豊臣家直属のイケイケ武断派であったのでした。
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