真田丸・第49回「前夜」(3)軟弱?カブトにいい香りをさせる木村重成に徳川家康も驚いた!!

「お前、良い匂いするな・・・」木村重成の匂いに気づく後藤又兵衛 真田丸
「お前、良い匂いするな・・・」

ともに出陣した木村重成の香りに気づく後藤又兵衛。
重成はこれを・・・





「万一、首を取られた時に、恥ずかしく無いように、昨夜からカブトに香(こう)を焚きしめておりました」木村重成 真田丸
「万一、首を取られた時に、恥ずかしく無いように、昨夜からカブトに香(こう)を焚きしめておりました」

と、説明。
香とはお香のことで、今の香水を使う感覚で、着物などに匂い付けしたりするものです。
重成が「首を取られた時に恥ずかしく無いように」と言っていることから分かるように、嗅がせようとしている相手は、首を取った敵です(汗)


首を運ぶ武士
ドラマではまず描かれないことなので、もう少し詳細に説明します。
今も昔も、戦争というのは敵を殺すことが、活躍の証です。
現代なら映像やレーダーなどで、どういう活躍をしたのかある程度確認出来るのでしょうけども、戦国時代ではそういったものはなく、敵を倒した証拠に敵の首を取りました。
この証拠を元に、戦後の恩賞が出るので、首を取った武士はそれを袋に入れたり、吊るしたりして持ち歩くことになります。
大活躍した場合は、複数の首を持ち歩くことになるわけですね(汗)
この絵面は、とてもお茶の間で流せるものでは無いでしょう。
「首を取る」などといった台詞は、大河ドラマなどではありふれていますが、実際に首を取ったシーンが無いのは、放送に耐えられないからでしょう。


首実検
さて、戦争が終わると、首実検というものが始まります。
各自、首を取った武士が、自分の活躍を証明するために、大将に敵の首を持参するのです。
木村重成クラスの武将であれば、徳川家康が直接確認することになります。
※何千という首を全て見てられないので、無名な武将だと、徳川家康の家来が確認して終わります。
首実検には、この首が誰のモノであるかを見極める専門家が横に付き、首を確認し、顔やカブトなどで「これは誰々の首」と認定していくことになります。
こういった経緯で、木村重成の首は徳川家康の元に届く事になります。




徳川家康 真田丸
つまり、木村重成が「恥ずかしく無いように」と意識していた相手は、徳川家康だったわけですね。
正直、現代人にはサッパリ理解出来ない感覚ですけども(汗)


木村重成の最期 真田丸
ドラマでも戦死した木村重成。
この後、木村重成が予想したように、首を取られ、最終的に徳川家康が確認することとなります。
徳川家康も木村重成の首から香の匂いがすることに気づいたらしく、その覚悟の見事さに感動したという逸話が残っています。
後藤又兵衛に語ったように「首を取られても恥ずかしく無いように」というのは、言い換えれば「首を取られる覚悟をしていた」ということになるからですね。
匂いにこだわるというのは、なんとなく軟弱なイメージもありますが、殺されることを覚悟してのことだとしたら、その覚悟は現代人の理解を超えています。


※画像は大河ドラマ「源義経」の源義経
こういった行為は、鎌倉時代の武士だとよくあることだったようですが、戦国時代の武士では少なかったようです。
だからこそ、この逸話が残っているわけですから。
まあ、鎌倉時代の武士がどの程度匂いにこだわっていて、戦国時代の武士がどの程度こういった行為をしていたのかという統計的なデータがあるわけではないのですけども。
※画像は大河ドラマ「源義経」の源義経


信長の野望創造戦国立志伝 木村重成
この香のイメージから、信長の野望の木村重成さんは、こんなイケメンになったのかも知れません(笑)
以上、木村重成の香のお話でした。


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