真田丸・その後(8)千姫はこの後、童話のような事件に巻き込まれる

逃げ戻る千姫 真田丸
豊臣秀頼や茶々の助命嘆願を託されて、徳川家康の元へと向かった千姫。
彼女がその後どうなったのか?
また助命嘆願はかなったのか?
そのあたりをまとめておきたいと思います。



「お前様、大阪城には姉たちも千もおりまする。よもや害が及ぶことはございませぬね」江 真田丸
その前にまず、千姫がどういう人物かおさらいしておきます。
千姫は徳川秀忠と江の娘。


徳川家康 真田丸
ということで、徳川家康にとっては孫娘にあたります。
むろん当時のことですから、千姫は恋愛して豊臣秀頼の元に嫁いだわけではありません。
政略結婚で徳川家康の命令で、豊臣秀頼の妻となったのです。
そのような境遇の女性として、夫の生命を助けるように言う権利は、千姫にはあるでしょう。
既に豊臣家の敗北が決定的のこのタイミングで、豊臣秀頼と茶々の命を助けることができそうなのは、彼女しかいないということがお分かりいただけると思います。


豊臣秀頼・茶々自刃の地 
しかし、ドラマのあとがきで流されたように、千姫の助命嘆願は叶いません。
夫・豊臣秀頼と義理の母親・茶々は大阪城で自害しています。


天秀尼
では、千姫は何もしなかったのかというとそうではなく、秀頼の娘・天秀尼(てんしゅうに)を助けています。
秀頼の娘とはいえ、千姫の娘ではなく、秀頼が側室に産ませた子ですので、冷たく言えば助ける義理は特にないとも言えるのですが、天秀尼を千姫の養女とし、しかも出家させることを条件に生命を助けています。
自分以外が産んだ秀頼の子を助けたぐらいですから、きっと豊臣秀頼や茶々の助命嘆願もしたのだと想像します。
※余談ながら豊臣秀頼と千姫の間には子供が出来ていない。


千姫 真田丸
話を変えます。
千姫のこの後の逸話がおとぎ話のようで面白いので、紹介しておきたいと思います。


徳川家康 真田丸
大阪城がいよいよ落城という時、千姫のことが心配だった徳川家康は「千姫を助けてきた者は、千姫を妻として与える」と発言。
なんかこの展開、童話でありましたよね(笑)





坂崎直盛
これを聞いて、坂崎直盛という大名は燃え盛る大阪城から千姫を救出し、千姫と結婚する気でいたのですが・・・


千姫 真田丸
この時に負った顔の火傷を見て、千姫がドン引きして、結婚を断られたと言います。

【別の説】
実は単に豊臣家から護衛された千姫を預かっただけとの話もあります。
だとしたら、その程度のことで求婚はやり過ぎですよね(笑)
普通に考えて、千姫は豊臣秀頼を助ける交渉が出来る貴重な存在。
豊臣家としても厳重に護衛して送り届けたという話の方が納得出来ますけどもね。


徳川家康 真田丸
顔の火傷のせいなのか、それとも護衛しただけの功績では千姫はやれないという判断だったのか、ともかくも、徳川家康は別の家来と千姫を結婚させることとします。
※後述の日記だと、この判断をしたのは徳川秀忠だったかも知れません。


「それがし、一度たりとも手傷を負うたことが無いのが自慢でございました」本多忠勝 真田丸
その相手は、ドラマでも出てきた本多忠勝の孫本多忠刻(ほんだただとき)という武将です。


坂崎直盛
これを聞いて、千姫と結婚出来ると思っていた坂崎直盛は激怒。

【別の説】
坂崎直盛は千姫の再婚相手を誰にするか徳川家康に相談されていたので、公家などを中心にいろいろと当たっていたのに、突然、本多忠刻との結婚が決まって激怒したとも。
ただこの場合、石見(島根県)の小大名に過ぎない坂崎直盛に、どうして徳川家康が千姫の将来の相談をしたのかという謎が残る。


逃げる千姫 真田丸
坂崎直盛が怒った理由はともかく、この結果、彼は千姫を強奪することに決定(笑)
子供か!!(笑)




坂崎直盛
しかし、結局は計画が徳川家に漏れて、屋敷は包囲され、切腹することになったとか(汗)


リチャード・コックス
当時、日本に来ていたリチャード・コックスという商人の日記によると

出羽殿(坂崎直盛の官職は出羽守)と呼ばれる武士がおり、将軍・秀忠の娘(千姫)が明日、新しい夫に嫁ごうとするのを途中で奪うと広言していた。
家康は生前(※家康は数ヶ月前に死んでいる)、彼が大阪で豊臣秀頼の相手の戦いでの功績に対し、彼(坂崎直盛)に彼女(千姫)を与えると約束していたのに、これを秀忠は承認せず、彼に切腹を命じた。
しかし彼はその命令を無視して、家来たちと館に篭り、死ぬまで抵抗すると決めた。

とある。

つまり、この当時既に

(1)徳川家康が坂崎直盛に千姫を妻にやる約束をしていた
(2)坂崎直盛が千姫を奪おうとしていた

と言われていたことがわかりますね。


坂崎直盛
ともかくも、千姫を奪おうとした坂崎直盛は切腹。
坂崎家は取り潰されることとなりました。


千姫 真田丸
で、当の千姫はというと、新しい夫・本多忠刻と仲睦まじく暮らしたらしく、秀頼との間には出来なかった子供も出産。
なお、化粧料として10万石を貰っています。


「そなたの父親は長窪の名主として実によく働いてくれおる」真田信之 真田丸
10万石と言えば、この方の領地とほぼ一緒。
それを化粧料として貰えるとは、さすが天下人の娘です(汗)
というわけで、千姫は幸せに暮らしたと言えるのではないでしょうか?

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