真田丸・第四回「挑戦」(8)戦国武将にとっては、会見もまた戦い。徳川家康も絡んできて、真田昌幸大ピンチ。

ようやく信長の元に案内される真田親子 真田丸
散々待たされて、夕刻にようやく信長の元に案内される真田親子。


「我が父に合わせる前に確かめておきたいことがある」織田信忠
「我が父に合わせる前に確かめておきたいことがある」

しかし、待っていたのは織田信長ではなく、息子の織田信忠。


「そなたの花押に相違ないな?」織田信忠
「そなたの花押に相違ないな?」

やはり手紙の件でしたね。
【花押】
とは、今で言うとサインのこと。


真田昌幸の花押 真田丸
戦国大名は、それぞれに自分の花押を持っていて、書状にサインしていました。
内容証明郵便などがない時代ですから、自分の書いたものであることを証明する数少ない手段の一つでした。
※画像は真田昌幸の花押


織田信忠が出したもう一枚 真田丸
織田信忠が出したもう一枚は、作戦通りに室賀正武が持ち込んだ上杉家への手紙でした。


「申してみよ!!」織田信忠
「申してみよ!!」

一方の文では織田家に従うといい、もう一方では上杉に助けを求めておる。
これはいかなることか、申してみよ!!

まあ、突っ込まれるところまでは、当然想定内でしょうね。


「上杉は服属を求めてまいりました」真田昌幸
「上杉は服属を求めてまいりました」

もう一度よく読んでいただきたいと切り返す真田昌幸。

【服属】
従属すること。
この場合、家来になれという意味ですね。
真田家の力加減からすると、織田家につこうが、上杉家につこうが、どのみち家来になるという意味なのですけども。


諏訪といえば、真田家の領地のある長野県のここ 真田丸・地図
上杉家は真田家の領地のある小県郡(ちいさがたぐん)のすぐ北に領地のある大名です。


「なにゆえ上杉にも良い顔をした」織田信忠
「なにゆえ上杉にも良い顔をした」

服属を求めてきた上杉家に対して「少し時間をくれ」と返事をした真田昌幸に、更に詰め寄る織田信忠。


「このままでは二心(ふたごころ)ありと見られても仕方ありませんぞ」徳川家康
「このままでは二心(ふたごころ)ありと見られても仕方ありませんぞ」

家来のように織田信忠の側に座っている徳川家康。
徳川家康は本来、織田家とは同格の同盟関係ですので、家来のように織田信忠の側で仕事をすることがあったかは微妙ですが、既にほとんど天下を獲った時期の織田信長との関係性からいって、こういったこともあったかも知れませんね。

【二心】
とは、背こうとする気持ち。
「にしん」と読むこともあります。


「方便でござる」真田昌幸
方便でござる」

【方便】
本来は仏教用語で「悟りに近づく方法」といった意味ですが、そこから転じていろいろな意味に使われます。
ここでは「嘘も方便」の方の意味で、「真実でないが有益な説明」といったようなことです。


「それがしがこうして諏訪に出仕していること、すぐに上杉景勝の耳にも入りましょう」真田昌幸
「それがしがこうして諏訪に出仕していること、すぐに上杉景勝の耳にも入りましょう」

【出仕】
公務につくことという意味でよく使われますが、その席につくことという意味もあります。
今回は後者の意味でしょう。

織田家が陣を構える諏訪に出仕したということは、真田家が織田家につくと表明したのと同じですので、すぐにでも真田家の領地に攻めてくる可能性がある。
そのため一時凌ぎの「方便」で嘘の手紙を書いたという言い分ですね。


「そうさせぬための布石の文でござる」真田昌幸
「そうさせぬための布石の文でござる」

【布石】
もともとは囲碁用語です。
のちのちのために置いておく石のことで、これが転じてのちのちのための策という意味でも使われます。


「かくなる上は信長公には上杉より我等を守りぬいていただかなくては」真田昌幸
「かくなる上は信長公には上杉より我等を守りぬいていただかなくては」

むしろ、その紙がここにあることを責める真田昌幸
完全にお父さん昌幸の描いたシナリオどうりのようですね。


「ひょっとしてこれは、我ら織田方が手に入れることを思い描いての偽の書状ではござらんかな?」徳川家康
「ひょっとしてこれは、我ら織田方が手に入れることを思い描いての偽の書状ではござらんかな?」

と鋭い徳川家康。
ええ、ええ、そうですとも。
お父さんは策が上手くいってニッコリ 真田丸
こいつが考えたんです。


「なにゆえそのようなことを拙者がそのような真似をせねばならぬ」真田昌幸
「なにゆえそのようなことを拙者がそのような真似をせねばならぬ」

とシラを切る真田昌幸。


「むろん己を高く売るため」徳川家康
「むろん己を高く売るため」

理由もバレてます(笑)


笑って誤魔化してみました 真田昌幸
笑って誤魔化してみました(笑)


タイミング悪く上杉の家臣・直江兼続が来ている 真田丸
なんとタイミング悪く上杉の家臣・直江兼続が来ているので、呼んで確かめようと提案する徳川家康。

【直江兼続】

直江兼続は2009年大河ドラマの主人公だった人。
天地人では妻夫木聡さんが演じていましたね。
上杉家の名将で、上杉景勝の右腕と呼ばれた人です。


「確かめたければ、確かめればよろしい」真田昌幸
「確かめたければ、確かめればよろしい」

開き直りましたね(笑)


「偽りあらば、腹も切りましょう」真田昌幸
「偽りあらば、腹も切りましょう」

とことんシラを切る真田昌幸。


「信忠様、どうやら拙者の読み違いのようでございます」徳川家康
「信忠様、どうやら拙者の読み違いのようでございます」

顔つきが気に入ったのか、追求をやめた徳川家康。
いやぁ、命拾いしましたね。


「真田安房守、ここで待っておれ」織田信忠
「真田安房守、ここで待っておれ」

とりあえず、切り抜けたのかな?


「さすがは勇名を馳せられた武藤喜兵衛殿」徳川家康
「さすがは勇名を馳せられた武藤喜兵衛殿」

ここで、ネタばらし。

武藤喜兵衛と知っていて助けてやったぞ、という意味なのか、それともその勇気に感服したという意味なのか、ちょっとわかりませんね。
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