真田丸・第五回「窮地」(5)徳川家康の選んだルートは最適だったのか?石川数正の案も検証してみる。

「今から急いで堺に戻り、船で三河を目指しましょう」石川数正 真田丸
「今から急いで堺に戻り、船で三河を目指しましょう」

と主張する石川数正。

【三河】
現在の愛知県東部で、徳川家康の領地。



「ならん!!」徳川家康 真田丸
「ならん!!」

紀州灘海賊に囲まれればしまいじゃ。


堺に戻り、船で三河・グーグルマップ 真田丸
石川数正が主張したのはこういうコースです。
まだ堺の近くにいたはずですから、もっとも常識的なルートではあります。

【紀州】
和歌山県のこと。
紀伊ともいいました。
紀州の海で海賊に襲われることを徳川家康は恐れているようです。


海賊といっても、こういった人たちではありません。 真田丸
海賊といっても、こういった人たちではありません。


水軍 真田丸
水軍を持った立派な武士たちがほとんどです。
彼らは陸の領地よりも、海においていろいろな権限を持ち、交通料金をとったりして生計をたてていました。



当時の紀州の海は、織田信長の家来である九鬼水軍が支配していたので、徳川家康が通っただけで襲われるとも思えませんが、織田信長が死んでしまっているという事態が起こっているだけに、なにが起こるかわからないのも事実。
また、敵対する船には海賊行為を働くこともあったので、家康が「海賊」というのも仕方ないところではあります。


「北に向かい、琵琶湖沿いから東山道に出るというのは」石川数正 真田丸
「北に向かい、琵琶湖沿いから東山道に出るというのは」

と更に石川数正が案を出しますが、家康は拒否。


東山道の地図 真田丸
東山道の地図


北に向かい、琵琶湖沿いから東山道に出るルート・グーグルマップ 真田丸
したがって、こんな感じのルートでしょう。
おそらく、三河から堺に来た時は、このルートで来たはずですので、来た道を帰ろうと言っているわけです。
ただし、本能寺で織田信長を襲った明智光秀は京都にいるはずですから、京都に近づくのは危険というのは当然の判断でしょう。
また、琵琶湖の北には明智光秀の城、坂本城がありましたから、そういう意味でも敵の本拠地に近づくことになります。


明智の領地を通るなど、もってのほか」徳川家康 真田丸
ただ「明智の領地を通るなど、もってのほか」というほど、明智の領地ではありません。
明智光秀の領地はあくまで琵琶湖の北ですので。
ただし、明智光秀が織田信長を討ったのであれば、北に向かえば明智光秀の勢力圏を通ることになるのは間違いありません。


「今から京に上(のぼ)り、上様をお救い申し上げる」徳川家康 真田丸
「今から京に上(のぼ)り、上様をお救い申し上げる」

八方塞がりで、ブチ切れましたね(笑)
ところで、今でも東京に行くことを上京といいますが、当時は東京はただの田舎。
京都に行くことこそを「上る」といいます。


「殿、上様はもはや・・」本多忠勝 真田丸
「殿、上様はもはや・・」

と本多忠勝がたしなめますが、


「もし万が一生きておられたにどうする。後でワシが置いて逃げたことが知られてみろ、明智なんぞよりよっぽど怖いわ」徳川家康 真田丸
「もし万が一生きておられたにどうする。後でワシが置いて逃げたことが知られてみろ、明智なんぞよりよっぽど怖いわ」

本音が出ましたね(笑)


「あの、光秀がそうと決めて動いたなら、万に一つも討ち漏らすことはありませぬ。上様は間違いなく亡くなっておられる」本多忠勝 真田丸
あの、光秀がそうと決めて動いたなら、万に一つも討ち漏らすことはありませぬ。上様は間違いなく亡くなっておられる」


「もう一度申してみよ!!」織田信長
ドラマでは、いきなり出てきて、織田信長に蹴り飛ばされている変な人でしたが、実は羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)や
織田家重臣・滝川一益 真田丸
滝川一益にも匹敵する重臣であり、出世人。
デキる男なのです。

「意表をついておるじゃろ?」徳川家康 真田丸
「意表をついておるじゃろ?」

徳川家康が言い出したのは伊賀(三重県西部)を越えるルート。


伊賀(三重県西部)を越えるルート グーグルマップ 真田丸
地図で見れば、意表を付くも何も、ただ真っ直ぐ進んでいるだけです(笑)
ただ、当時の道路事情を考えると、これをルートというより、登山をすると言っているに近かったでしょう。


満悦の徳川家康 真田丸
「山がかなり深うございます」と驚く家来たちをよそに、自分のアイデアにご満悦の徳川家康(笑)


「落人狩りに囲まれれば終わりでござる」穴山梅雪 真田丸
「落人狩りに囲まれれば終わりでござる」

【落人】
落ち武者のこと。
つまり落ち武者狩りのことです。
以前も触れましたが、逃げる武士を落ち武者狩りが襲うのは、よくあることでした。



「いや!!そこが狙い所、まさかそんな道を選ぶとは明智も思うまい」本多忠勝 真田丸
「いや!!そこが狙い所、まさかそんな道を選ぶとは明智も思うまい」


珍しく話のあった、家康と忠勝(笑) 真田丸
珍しく話のあった、家康と忠勝(笑)
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